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ミシシッピがくれたもの sogen bookland
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社/東京創元社 |
発売年月日 | 2006/04/25 |
JAN | 9784488019433 |
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ミシシッピがくれたもの
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ミシシッピがくれたもの
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15歳の僕は、初めて父の故郷を訪れた。 医者である父は多忙なため、なかなか旅行ができないのだ。 しかし世界的な戦争にアメリカが参戦する直前の1916年の夏、ミシシッピ川を見下ろす丘の上にある家に、祖父母と大おじ・大おばを訪ねる旅に、僕たちは出た。 最初と最後が僕のパート。 その...
15歳の僕は、初めて父の故郷を訪れた。 医者である父は多忙なため、なかなか旅行ができないのだ。 しかし世界的な戦争にアメリカが参戦する直前の1916年の夏、ミシシッピ川を見下ろす丘の上にある家に、祖父母と大おじ・大おばを訪ねる旅に、僕たちは出た。 最初と最後が僕のパート。 その間のほとんどの部分は、祖母(ティリー)の語る彼女の少女時代の話。 南北戦争の時、ミシシッピ川は南軍と北軍の間に位置していた。 奴隷制に反対したイリノイ州と賛成したミズーリ州の間を流れるミシシッピ川。 そこにミシシッピをさかのぼってニューオーリンズから避難してきた少女が来た。 豪華なドレスに身を包み、たくさんの荷物をお付きの黒人の少女に持たせたデルフィーンは、船が出ないのでセントルイスの親せきの家に行くことができず、ティリーの家に厄介になることになった。 戦争の足音は日々大きくなり、ティリーの双子の兄・ノアも戦地へと出発する。 負傷したノアの看病をするためにティリーとデルフィーンは野営地へ向かうが、そこで見た一般歩兵たちの過酷な環境。 まじかに見る戦争の現実。 デルフィーンが抱えていた秘密。 アメリカという国でフランス人が、スペイン人が、そしてアメリカ人が黒人にしてきたこと。 奴隷制と自由黒人。 200ページ強の児童文学なのに、中身の濃さが半端ない。 最後まで読めば、祖父母と大おじ・大おばがなぜ同居しているか、父はなぜこのタイミングで故郷を訪ねたのかがわかる。 そして自分の体に流れている「血」の重さを感じることになる。 ずっしりとした読み応え満点の児童書。
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ここにレビューを書きました。 http://blog.goo.ne.jp/luar_28/e/ca66251f6cc22c097794cb8122bc2413
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一気読みしてしまいました!読み出したら止まりません。 感想は…今の世に生きる私には、計り知れない重苦しい歴史の流れのなかで、強く、儚く生きていた人々の悲しみが伝わって来て、揺さぶられました。 実際の歴史とその土地を元にストーリーが展開される為、当時は本当にこの様な人生があり、痛...
一気読みしてしまいました!読み出したら止まりません。 感想は…今の世に生きる私には、計り知れない重苦しい歴史の流れのなかで、強く、儚く生きていた人々の悲しみが伝わって来て、揺さぶられました。 実際の歴史とその土地を元にストーリーが展開される為、当時は本当にこの様な人生があり、痛みを抱えながら生きた人が沢山いたのではないかと思うと心苦しくも感じました。 ずしりと重いお話ですが、本としてそんなに長くもないし、文章も読みやすく、とても胸に迫るものがあります。 ぜひ読んでもらいたいです!
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