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正しく知って治すアレルギー 専門医がわかりやすく解説 アレルギー最前線
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正しく知って治すアレルギー 専門医がわかりやすく解説 アレルギー最前線

新潟アレルギー研究会【編著】

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正しく知って治すアレルギー 専門医がわかりやすく解説 アレルギー最前線

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潟日報事業社/新潟日報事業社
発売年月日 2006/06/30
JAN 9784861321788

正しく知って治すアレルギー

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2012/11/05

新潟日報上で2005年前後の1年以上にわたって連載されていた、新潟県内のアレルギー専門医の執筆記事を再編集したもの。 総論に始まり、ぜんそく、食物、アトピー、昆虫などアレルギーの症状やアレルゲン別にそれぞれ5から6ページづつにまとめられている。元は新聞の連載記事なので、読みやす...

新潟日報上で2005年前後の1年以上にわたって連載されていた、新潟県内のアレルギー専門医の執筆記事を再編集したもの。 総論に始まり、ぜんそく、食物、アトピー、昆虫などアレルギーの症状やアレルゲン別にそれぞれ5から6ページづつにまとめられている。元は新聞の連載記事なので、読みやすいが内容はかなり浅めに感じる。 現在も続けられているかは不明だが、出版時点の2006年の段階では、この本の各記事を執筆した専門医で構成される「新潟アレルギー研究会」が、定期的に無料市民公開講座と医療相談会を開催しているようだ。 (二月二十日前後のアレルギー週間と九月第一日曜日の年二回) 以下、メモ アレルギーは遺伝的な体質と、生まれてからの生活環境(環境因子)でさまざまに発症する。環境の面でいえば、大気汚染、ミルクや離乳食の使い方、和食から洋食への変化と昔の日本から比べたら確実に悪化している。 アレルギーの仕組みは、抗体の異常反応。免疫グロブリンと呼ばれる5種類のタンパク質。抗原が体内に入るとこれらの抗体が排除するように働くが、特にその中の免疫グロブリンE(アイジー・イー IgE)が沢山作られてしまうとアレルギーが起きやすくなる。そして、このIgEをつくりやすい体質は遺伝してしまう。 アレルギー反応の中でも急激に進む激烈な反応をアナフィラキシーショックといい、アナフィラキシーを起こす物質としては医薬品(抗生物質、ワクチンなど)、食物(ソバ、卵、ピーナッツなど)、ハチ毒などが知られている。 一方で、真菌(カビ)の胞子や小鳥の排泄物などを繰り返し吸入していると過敏性肺炎というアレルギー性の肺炎を起こすことがある。ダニやスギ花粉、金属やペットの成分もアレルギーを起こす。 またユスリカ(田植えの季節になると川辺に飛んでるちっちゃい虫の大群)もぜんそくの原因となる。窓辺にたまった死骸などはこまめに掃除する必要がある。 アレルギーが増加している背景は次のように考えられている 1)大気汚染の進行  (窒素酸化物の増加、ディーゼル排気微粒子) 2)食生活の変化  (卵、牛乳、大豆の消費量の増加) 3)家屋構造の変化  (家屋内のダニやカビの増加) 4)精神環境の変化  (家庭問題、学校問題) 5)アレルギー素因の増加  (抗生物質使用の増加、感染する機会の現象、食品添加物、農薬、中性洗剤) <食物アレルギー> 症状としては軽いものから重いものまで様々。軽いものではじんましん、唇の腫れなどの皮膚症状や、下痢、血便などの消化器症状。重くなると声帯周辺のむくみで呼吸困難になる喉頭浮腫がみられたり、さらに重症になるとショック状態になる。 メカニズム。 一般に食べ物として摂取されたタンパク質は消化されて、アミノ酸となって腸管から吸収される。普通、アミノ酸まで分解されないタンパク質は、腸管から吸収されないようなバリヤー機能が備わっているが、食物アレルギーの人はバリヤー機能が十分ではなく、一部のタンパク質がそのまま吸収されてしまい、それがアレルギー症状を引き起こす。 バリヤー機能は乳児では未熟で大人に連れて完全なものになっていくので、食物アレルギーは圧倒的に乳児や幼児に多い。 原因食品については、理論上はどんな食品も原因になりうる。子供の場合は、卵、牛乳、大豆が三大アレルゲン。 ----- ・乳児(~1歳くらい)・・・卵、牛乳(乳製品) ・幼児(1~3歳くらい)・・・大豆、米、小麦 ・年長児(4~15歳くらい)・・・エビ、カニ、そば、魚(サバ、サケなど)、果物(キウイフルーツ、バナナなど) ・成人・・・小麦、果物、魚(サバ、サケなど)、エビ、そば ----- 予防の基本は原因食品を食べないことだが、食物はアレルゲンであると同時に大事な栄養源となるので、代替食品などで栄養を補うことを考えなければならない。 また、食事後に運動すると発症する「食物依存性運動誘発性アナフィラキシー」というアレルギー症状もある。

Posted by ブクログ

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