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こわい!青玉 ふるえちゃう14のお話! 講談社KK文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/講談社 |
発売年月日 | 2006/07/18 |
JAN | 9784061990418 |
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こわい!青玉
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商品レビュー
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あなたは怖い話は好きですか?ここには怖い話が好きな子どもたちの喜ぶような怖い話がたくさんあります。背筋がゾッとするような厳選された怖い話をどうぞ! *** 久しぶりの児童書ホラー。「子どもたちが喜ぶ怖い話を書いてください」というコンテストで集まった作品から選りすぐりの14話が...
あなたは怖い話は好きですか?ここには怖い話が好きな子どもたちの喜ぶような怖い話がたくさんあります。背筋がゾッとするような厳選された怖い話をどうぞ! *** 久しぶりの児童書ホラー。「子どもたちが喜ぶ怖い話を書いてください」というコンテストで集まった作品から選りすぐりの14話が本になっている様子。随分前に同シリーズの黒玉を読んだことがあるが、この本はそのシリーズの一番最初の巻とのこと。様々な怖い話があったが、恐怖の度合いはややマイルド。その中でも私が恐怖を感じたのは、「呪いを届ける手あみ」。 里香は、世話焼きの友人である由美のおせっかい具合に日々辟易していた。自分でできることですらまるで母親の様に「ああした方がいい、こうした方がいい」と口を出し、手を出されている。その所為で何事も由美に手伝ってもらっているという風にクラスメイトから思われてしまっていた。 ある日、ジャージのたたみ方に口出しされ積もっていた不満が爆発してしまう。気持ちを落ち着けるため、あみぐるみを作り始める里香。 ひとあみごとに由美に対するたまった不満を編みこむように漏らしていく。そして、勢いのまま死を願いその願いすら編みこんでしまった。出来上がったあみぐるみに不気味なものを感じた里香は、そのあみぐるみをあろうことか由美にプレゼントしてしまう。そして、そのプレゼントをした夜本当に由美は亡くなってしまったのだった。そしてそこから更に、おかしなことが起こり始め……。 人間のドロドロした部分を垣間見る怖い話。直接的な幽霊が出てこない分更に始末が悪い。なんというか子どもの持つ直情的な悪意って本当に怖い。 本人は意図せずだが呪いの言葉を編み込んだあみぐるみを相手に渡すというのはなかなかゾッとする話。その後も、更にゾッとする展開が待っていたが、里香も由美もお互い様だったらしい。いや、でも、由美のはやや逆恨みな感じがあるけど……。大人顔負けの二人が互いに抱いていた感情を知ってちょっと食傷気味である。
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