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闇の奥
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 三交社/三交社 |
発売年月日 | 2006/05/01 |
JAN | 9784879191625 |
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商品レビュー
3.7
7件のお客様レビュー
自分の英語力を棚に置いても原文で読みたい!と思った。最初は訳注がわずらわしいと思ったが、訳注第二部を読んでその面白みにはまった。コンゴの大虐殺、人種差別の歴史について改めて考える機会となったことにも感謝する。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
コンラッドの本。 コンラッドのことはバリ島物語で知っていた。 最近、リョサの「ケルト人の夢』を読んでそのなかで闇の奥のことが言及されていたので読んだ。 物語の背景にはコンゴ人の大量虐殺のことが背景にあるようだが、この小編からは全くわからない。主人公の語り口を通してしるクルツのことも小説からはなかなかわからなかった。小説のテーマはおそらく文明人であるヨーロッパ人がアフリカなどの未開の地でなぜ野蛮な(非人間的な)振るまいをするようになってしまうのかということのように思われる。 象牙を大量に手に入れて輸送するクルツ、一方でクルツは体調が悪くなっているのに文明化社会に戻ろうとはしない。果たしてジャングルの何がクルツを捕まえたのかということのようである。 似たような話はフランシス・コッポラの映画「地獄の黙示録」で見たなとおもっていたら、地獄の黙示録の底本であったらしい。 思うに人がおかしくなるのに、文化との大きな隔絶、戦力、経済力の圧倒的な差、文明化社会との圧倒的な距離感などがあるときに、縋るべき倫理観は崩壊し、ミクロな力関係で物事を処するようになるのではないだろうか。第二次対戦中に中国や南洋の島々でまた東南アジアでおこなった日本軍の振舞いもまたそうだったのではないだろうか?
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原題はHeart of Darkness. 心の闇がテーマである。アフリカの奥地、未開発の地に行くことになったマーロウ。奥地で支配しているクルツ。自我、自分の欲望?に求めが極限まで到達すると、人間性を失ってしまう。(テーマ?)Oh Terror!(地獄だ!) ホロコーストを考え...
原題はHeart of Darkness. 心の闇がテーマである。アフリカの奥地、未開発の地に行くことになったマーロウ。奥地で支配しているクルツ。自我、自分の欲望?に求めが極限まで到達すると、人間性を失ってしまう。(テーマ?)Oh Terror!(地獄だ!) ホロコーストを考える。 欧州列強国のアフリカ植民地化は、歴史上で“悪”とされていない。アウシュビッツは悪となっている。(原爆に至っては俎上にも上らない)。本書が暗示しているものは、ベルギー・レオポルドⅡ世のコンゴ支配による大量虐殺である。テーマは重い。 ピアノ鍵盤の象牙、自動車のゴム。 地獄の黙示録は(コッポラ)は、本書の映画化である。
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