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戦国と幕末 改版 角川文庫14193
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戦国と幕末 改版 角川文庫14193

池波正太郎【著】

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戦国と幕末 改版 角川文庫14193

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川書店
発売年月日 2006/04/25
JAN 9784041323335

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戦国と幕末 改版

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商品レビュー

3.6

6件のお客様レビュー

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2025/01/13

 関ヶ原を中心、忠臣蔵を中心、新選組を中心としたあまり知られていない人物も取り上げた歴史エッセイ。  忠臣蔵で、綱吉の短慮とした考察が面白い。喧嘩両成敗のはずが、赤穂藩ばかりを罰してしまった将軍。そのため仇討ちを黙認したという、なるほど。  司馬遼太郎の歴史エッセイでも名著として...

 関ヶ原を中心、忠臣蔵を中心、新選組を中心としたあまり知られていない人物も取り上げた歴史エッセイ。  忠臣蔵で、綱吉の短慮とした考察が面白い。喧嘩両成敗のはずが、赤穂藩ばかりを罰してしまった将軍。そのため仇討ちを黙認したという、なるほど。  司馬遼太郎の歴史エッセイでも名著として取り上げられた、「新選組始末記」は読まねば。  作者の祖父の友人の父が、土方の馬の口取りをしていたという。ならば書きたくなるのも無理はないです。

Posted by ブクログ

2020/10/26

読書子の手にあるのは、1980年に刊行された紙魚も黄変もある文庫。何年ぶりの再読になるのか。 歴史小説ファンなら最も注目する戦国と幕末。その時代に活躍した歴史上の人物などに焦点を当てた歴史エッセイ。 「関ヶ原と大坂城」は、重複した記述があり少し興醒め。 「忠臣蔵と堀部安兵衛」は、...

読書子の手にあるのは、1980年に刊行された紙魚も黄変もある文庫。何年ぶりの再読になるのか。 歴史小説ファンなら最も注目する戦国と幕末。その時代に活躍した歴史上の人物などに焦点を当てた歴史エッセイ。 「関ヶ原と大坂城」は、重複した記述があり少し興醒め。 「忠臣蔵と堀部安兵衛」は、脚色された安兵衛とは一味違った実像を解き明かす。 「新選組異聞」では、新選組隊士のほか、小栗上野介や伊庭八郎、真田幸貫、佐久間象山、陸奥宗光などについての記述がある。 池波氏は、伊庭八郎に生粋の江戸さむらいとの思い入れがあり、彼を主人公にした小説(幕末遊撃隊がすでにあるが)を書いてみるつもりだと記している。 真田幸貫は、あの幸村の兄を先祖に持ち幕末まで続いた家柄で、佐久間象山はその配下だったとはこの書で知った。 歴史上の人物に興味がある歴史ファンには一読の価値があるだろう。

Posted by ブクログ

2017/06/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

池波正太郎が色々なところに書いたエッセイ・随筆をまとめたものか? 章や項目によって文体も構成も違うので、そんな印象を受けた。 戦国と忠臣蔵についてはあまり詳しくないのだが、家康以来の幕府制度の在り方が連綿と続き、幕末の動乱にまで影響をもたらしているというのは、歴史というのは本当に出来事の連なりなのだなーという印象。 明治維新については、池波はどちらかというと佐幕派のようである。 薩長の急進派に対して「こいつら汚い手使ってやがる」という印象を抱いているように感じた。

Posted by ブクログ