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日蓮自伝考 人、そしてこころざし
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日蓮自伝考 人、そしてこころざし

山中講一郎【著】

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日蓮自伝考 人、そしてこころざし

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 水声社/水声社
発売年月日 2006/04/10
JAN 9784891765767

日蓮自伝考

¥1,815

商品レビュー

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2015/09/01

種々御振舞御書は3つの書簡の合わせたもの。その真作性について、論証する。しかし、ちょっと肩に力が入りすぎている感がある。著者は学術的な態度を基本としつつ、学者を批判的に見ている。が、学者とて完璧ではないのだから、このような著書を通して、批判の上に真実を互いに探っていけばよいのに。...

種々御振舞御書は3つの書簡の合わせたもの。その真作性について、論証する。しかし、ちょっと肩に力が入りすぎている感がある。著者は学術的な態度を基本としつつ、学者を批判的に見ている。が、学者とて完璧ではないのだから、このような著書を通して、批判の上に真実を互いに探っていけばよいのに。五義と十如是の関係、そして三師の出世の本懐から日蓮の三大秘法を導き出す記述はだいぶこじつけ感がある。ただ文義の解釈に関しては全般的にはおおよそ信頼できる記述。 ・日蓮と天台の三障四魔の違い(P234) ・一般の主師親と日蓮との違い(P283)。ブッダ観の転換。 ・日蓮が罰論をぶっかけた相手は例外なく為政者や人の師範たる僧侶に対して。信徒や庶民には「同志を誹る」以外には、罰論を展開していない。(P362)

Posted by ブクログ

2013/07/14

偽書説の濃い種種御振舞御書を基に、謎の多い日蓮の生涯を丹念に精査した一書。龍口の会座の場面で、本仏論を匂わせる箇所があり興ざめた。 以前、山中氏に日蓮の阿闍梨号と弟子の諱について質問したが、次回作に譲るとされ未だに回答を得ていない。

Posted by ブクログ

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