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F1ビジネス もう一つの自動車戦争 角川oneテーマ21
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店/角川書店 |
発売年月日 | 2006/05/10 |
JAN | 9784047100459 |
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F1ビジネス
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商品レビュー
3.8
11件のお客様レビュー
モータスポーツの最高峰F1の裏側・ビジネスとしての側面が書かれた一冊である。著者は実際に1999〜2005年までホンダ・レーシングチームの社長として、BARホンダF1チームを支えていた。この本が発刊されたのが2006年で、2006年シーズン前に書かれているものとして読まなければな...
モータスポーツの最高峰F1の裏側・ビジネスとしての側面が書かれた一冊である。著者は実際に1999〜2005年までホンダ・レーシングチームの社長として、BARホンダF1チームを支えていた。この本が発刊されたのが2006年で、2006年シーズン前に書かれているものとして読まなければならないが、F1興行を支えるバーニー・エレクストンは今だ健在(もう一人の雄、モズレーは2009年シーズンを境に引退)で、エレクストンが考える魅せるF1の構図は未だに変わっていない。そのことを念頭に置くと、F1というスポーツ興行の裏に如何に多くのマネーが流れているのかを感じることができる。 ただ、読んでて痛々しいのが、2005年シーズンでは日本の二大巨塔として参戦していたトヨタとホンダというトップメーカーが今のF1業界にはいなくなったという事実。モータースポーツの中心であるF1を支える、各国の自動車メーカーの研究開発としての存在意義が失われている(BMWの撤退、ルノーの大幅投資削減等々)ということだろう。エコカー・シフトで、エンジンメーカーがどうF1に取り組んでいくのかが今後の鍵でもあろう。 そういう意味ではタイヤだけでなく、エンジンワンメイクで、走る広告塔スポーツとして発展させていくのも1つありだろう。事実、レギュレーションが厳しくなり、スポーツとしてドライバーやメカニックの腕を競うという意味での面白さが2012年シーズンのF1にはあったのだ。お金も物資も大量に投入する派手なスポーツから、今後はどう変化していくのか? ビジネスの今後も面白くなるという意味も含めて、今読んでおいてもよい本だろう。
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著者はホンダ・レーシング・ディベロップメントの初代社長。F1がビジネスや政治的側面から描かれ、等身大のF1が理解できる。普通の人なら、F1はドライバーにファンがサインを求め群がっているとか、各国の著名人が観戦に来ているとか、フォーミュラーカーが同じところをグルグル回っているとか、...
著者はホンダ・レーシング・ディベロップメントの初代社長。F1がビジネスや政治的側面から描かれ、等身大のF1が理解できる。普通の人なら、F1はドライバーにファンがサインを求め群がっているとか、各国の著名人が観戦に来ているとか、フォーミュラーカーが同じところをグルグル回っているとか、派手なクラッシュが演じられているというイメージがあるのではないか。しかし、ウラでは、チームオーナーやメーカー代表が金儲けや会社のイメージアップを図るために必死になっている。ここ最近、メーカー系チーム連合と商業権を持つFOMおよびフェラーリの対立が話題となっており、F1が分裂の危機立たされているニュースが多い。その種となる事件も詳細にかかれている。他のスポーツでもそうだが、そのチームやその選手の歴史や背景を知っているから興味をもって楽しく観戦でき、ときには魅了されることも多いだろう。この本を読んでF1の本当の姿や裏事情を知れば、F1に対して初めて興味が持ったり、魅了されたりもする。また、ビジネスや政治の側面だけでなく、F1カーのコストや性能なども描かれており、その数字には驚かされる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
F1がなぜ、いかにお金がかかるかが分かった。 利権ともいうような構造があるらしい。 このままいけば、他の自動車競技を考えた方がいいのかもしれない。 F1から、ホンダ、トヨタが撤退したのがうなづけた。 本田が撤退する前に、本書が書かれていたのはすごいかもしれない。
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