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自己心理学の臨床と技法 臨床場面におけるやり取り
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自己心理学の臨床と技法 臨床場面におけるやり取り

ジョゼフ・D.リヒテンバーグ, フランク・M.ラクマン, ジェームズ・L.フォサーギ【著】, 角田豊【監訳】

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自己心理学の臨床と技法 臨床場面におけるやり取り

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 金剛出版/金剛出版
発売年月日 2006/07/20
JAN 9784772409216

自己心理学の臨床と技法

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2013/02/17
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 自己心理学を基にした臨床の記録と、その理論的考察をまとめた一冊。自己心理学(ないし間主観的アプローチ)関連の本は、現在多数出版されているが、本書の特色はなんといっても、一人の患者(本書に倣ってクライエントではなく患者と表記する)との10年にも及ぶ臨床の記録を軸に、最初から最後まで論じられているところだ。  自己心理学の理論は、多くの書籍でまとめられているが、その臨床の実際がどのようなものであるか不透明なところがあった。しかし、一つの事例についての「やり取り」が細かく記載されるとともに、理論的に考察されたことで明らかになった。それによって、誤って理解していたところが多かったことに気づかされた。また、本書では、Kohutが打ち立てた自己心理学の理論を、著者らが発展させ、よりヒューマニスティックでリアリティのある理論として深まりをもたせている。  従来の精神分析の文献は様々な概念が用いられていたが、本書ではあまりそういった概念が用いられることはなく、精神分析に詳しくない人にも馴染みやすい表現で論じられている。そこには、分析者と患者の「やり取り」における間主観的な文脈を大切にするという意図が含まれている。特に、分析者と患者の感情体験にフォーカスし、より体験に近い表現がなされており、詩的で情感の伴った、アートのような論が広がっている。そこには、患者に対する共感的理解を追究する著者らの誠実性が感じられた。  臨床経験の乏しい私にとっては難解で、正直なところ理解は全く追いつかなかったように感じる。しかし、経験を積んでいく中で、改めて読み返し、より理解を深めていきたいと思わずにはいられなくなる一冊だった。

Posted by ブクログ

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