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生と権力の哲学 ちくま新書
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生と権力の哲学 ちくま新書

桧垣立哉【著】

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生と権力の哲学 ちくま新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/筑摩書房
発売年月日 2006/05/10
JAN 9784480063038

生と権力の哲学

¥715

商品レビュー

4

4件のお客様レビュー

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2016/04/16

権力と主体をめぐって、フーコー、ドゥルーズ、ネグリ、アガンベンとその思考をたどっていく。問題設定が切実に感じられたために、記述の抽象性にもかかわらず、ぐいぐいと読み込むことができた。社会的存在としての私をどういう戦略で生きていくか、幾度も考えさせられた。

Posted by ブクログ

2014/12/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 権力とはわれわれの外にあって、人々を押さえつけるようにだけ働くものではない。 それは、「見えない」かたちで動き、われわれを「殺す」よりも「生かす」ものとして働く不気味なシステムなのだ。 厳密な実証的研究を踏まえながら、権理論に新たな位相をひらいた知の巨人、フーコーの思想を中心に、その課題を現代的な場面で捉えなおすべく苦闘するドゥルーズ、アガンベン、ネグリらの問題意識とその論理を丁寧に読み解くことによって、グローバル化し、収容所化する現代世界の中で、「ポジティヴ」に戦い続ける希望を提示する。 [ 目次 ] 第1章 不可視の権力―生政治学とは何か 第2章 「真理」の系譜学―フーコーの課題 第3章 「人間」のつくられ方―『狂気の歴史』から『監獄の誕生』へ 第4章 セクシュアリティーと生権力―『性の歴史第一巻』 第5章 「外」の力と「法」の逆説―ドゥルーズとアガンベン 第6章 帝国とマルチチュード―ネグリの挑戦 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

Posted by ブクログ

2011/01/15

後期フーコーの生権力論の核心をこれほど明快に浮かび上がらせた論考は初めてである。ドゥルーズの生の形而上学にもとづく管理社会論との対質も興味深く、アガンベンの剥き出しの生や証言をめぐる議論や、ネグリの帝国論も示唆的である。むろん、生権力に対する抵抗の可能性を中心に、今一歩踏み込んだ...

後期フーコーの生権力論の核心をこれほど明快に浮かび上がらせた論考は初めてである。ドゥルーズの生の形而上学にもとづく管理社会論との対質も興味深く、アガンベンの剥き出しの生や証言をめぐる議論や、ネグリの帝国論も示唆的である。むろん、生権力に対する抵抗の可能性を中心に、今一歩踏み込んだ議論を望む向きもあろうが、入門書としての議論の深さは充分すぎるほどである。

Posted by ブクログ

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