![キリストの遺骸(上) 扶桑社ミステリー](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001549/0015498890LL.jpg)
- 中古
- 書籍
- 文庫
- 1225-14-03
キリストの遺骸(上) 扶桑社ミステリー
![キリストの遺骸(上) 扶桑社ミステリー](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001549/0015498890LL.jpg)
定価 ¥827
220円 定価より607円(73%)おトク
獲得ポイント2P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
![](https://content.bookoff.co.jp/assets/images/banner/campaign/limited/blank-750-120.png)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 扶桑社/扶桑社 |
発売年月日 | 2006/04/30 |
JAN | 9784594051556 |
- 書籍
- 文庫
キリストの遺骸(上)
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
キリストの遺骸(上)
¥220
在庫なし
商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
エルサレムの市街地の地下から偶然見つかった遺骸。それは重い石で塞がれた墓の、さらに奥に隠された小部屋に安置され、磔刑にされたことを示す赤い錆の印を手首に刻まれている。そして胸の上に添えられた「エルサレムの王」という陶版。彼はイエス・キリストなのか。 これがイエスの骨であるならば...
エルサレムの市街地の地下から偶然見つかった遺骸。それは重い石で塞がれた墓の、さらに奥に隠された小部屋に安置され、磔刑にされたことを示す赤い錆の印を手首に刻まれている。そして胸の上に添えられた「エルサレムの王」という陶版。彼はイエス・キリストなのか。 これがイエスの骨であるならば、イエスが処刑の3日後に肉体を備えて蘇ったという福音書の記述が否定されることになる。 それはキリスト教の教義を揺るがす一大事、というわけでバチカンは1人のイエズス会神父を派遣し、それがイエスではないという証拠を見つけるために調査を開始する。 イエズス会神父と一緒に調査を進めるのは、もともとそれを発見した現地の考古学教授で、美しく若い女性である。彼女は科学者によくあるとおり宗教というものに懐疑的で、自分の発掘に宗教界からの横槍が入ったことにものすごく腹を立てている。 彼女の怒りは心の拠り所を失いかけている神父への同情や、彼の理知的な態度であっという間に融解して彼と恋に落ちるんだけど、この恋愛の進行に関する記述がややとってつけたようで書いた人はこの部分には興味ないんだな、と思いながら読みました。 考古学教授はいつもショートパンツにシャツ一枚でノーブラというとても開放的な装いなんだけど、それで神父の腕か胸に自分の胸があたるくらい密着して話こみ、神父から自分の立場上ふさわしくないから離れてくれと頼まれても「話す時はこのくらい密着したいないと落ち着かない!」と反論。神父もだんだんこのシャロン教授に惹かれていくんだけど、それ本当に恋愛?肉欲では?と思ってしまう。言うなればシャロン教授は罪の機会に神父を誘い込む悪魔ですね。 福音書や聖骸布をもとに遺骸を検証したり、シャロン教授の披露するイエスをめぐる人々の政治的な思惑への考察、ユダヤ教や考古学に関する細かな描写がすごく面白かった。
Posted by
エルサレムの街の中で古代ローマ時代の墓が発見された。その中にあった遺骨を調べてみると、磔刑に処された高貴な人物である事がわかり、しかもそこには『ユダヤ人の王』と書かれた粘土板が添えられていた。様々な状況から、その遺骨は復活しなかったキリストの遺体である可能性が大きくなり、その遺骨...
エルサレムの街の中で古代ローマ時代の墓が発見された。その中にあった遺骨を調べてみると、磔刑に処された高貴な人物である事がわかり、しかもそこには『ユダヤ人の王』と書かれた粘土板が添えられていた。様々な状況から、その遺骨は復活しなかったキリストの遺体である可能性が大きくなり、その遺骨を巡ってバチカンやイスラエル、パレスチナ、ロシアを巻き込んで話が展開していく・・・。最初の方は、面白く読めた。だけど後半は少々退屈した。キリストの遺骸があると言う事は、それはつまりキリストが復活しなかった事の証拠であり、そうだとしたらキリスト教の教義を根本から揺るがす大問題になってしまう。だから、その遺骸がキリストのもので無い証拠を集める為に一人のアメリカ人イエズス会士が派遣されるのだけれど、話はこの会士と発見者である女性考古学者の二人の証拠集めが中心に進んでいく。その間に、色々な人物が関わってくるわけだけれど、これは謎解きと言うよりも、この問題に関わってしまった人達の、この事件によって振り回された人生を送ることになってしまった顛末物語と言った方が合ってるかもしれない。だけど現実的に、もしこういう事態が起こったとしても、秘密裏に事は運ばれて誰にも知られずに処分されちゃうんだろうから、もしキリストの遺骸があったとしても、絶対に世間の人間はそれを知る事はないんだろうなぁ〜と思うと、なんだかツマラナイ・・・(^^ゞ
Posted by