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ハーフ teens' best selections8
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ポプラ社/ポプラ社 |
発売年月日 | 2006/06/01 |
JAN | 9784591092521 |
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ハーフ
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商品レビュー
3.4
10件のお客様レビュー
自分の母親は犬のヨウコだと教えられてきた主人公の真司、小学6年生。真司の子供なりの葛藤や成長が微笑ましい。
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主人公真治は小学校6年生。 父一人、子一人、母一匹で暮らしている。 母の名前はヨウコ。茶色い毛並みのきれいな、犬。 容子は母だが家のことはできないので、父が全部完璧にやっている。 真治はヨウコが本当の母ではないことを知ってはいるが、父が容子を自分の妻だと思っているのなら、それで...
主人公真治は小学校6年生。 父一人、子一人、母一匹で暮らしている。 母の名前はヨウコ。茶色い毛並みのきれいな、犬。 容子は母だが家のことはできないので、父が全部完璧にやっている。 真治はヨウコが本当の母ではないことを知ってはいるが、父が容子を自分の妻だと思っているのなら、それでいいかと思ったり、でも人前でそれを披露するのはやめてほしいと思っていたり。 3人の仲が完璧だったころ。 父は母を愛し、母は父を愛し、そんな両親を見て真治は幸せだったころ。 それでも不安の種はあったのだ。 父は母を愛しすぎてはいないか。 もう少し自分に愛情を注いでくれてもいいのでは。 真治が少し大きくなり、ヨウコが本当の母ではないと気づいたころ。 父さんにつきあえるほど、こどもでもなければ、おとなでもないころ。 家族のバランスが崩れたとき。 ヨウコを母だという父さんは少しおかしいのではないかと思い、そんな父さんに気を使っている自分は不憫だと思い、本当の母親の行方を知りたいと思う真治の、心のタガが外れる。 我慢してたんだ。 ずっと我慢してたんだ。 犬より僕を大事にしてよ。 本当のお母さん、帰ってきてよ。 “ぼくはかわいそうじゃない、 ぼくはかわいそうじゃない、 ぼくはかわいそうじゃない。―そう何度もつぶやいてみる。” 我慢してたんだ。 だって父さんのこと大好きだから。 子どもは大好きな親のためなら、自分の心を殺しても我慢が出来てしまうから。 真治のことを好きだという、男勝りのクラスメート三浦の存在。 ついに明かされてしまった本当の母親の辛い真実。 ぼろぼろになりながらも、自分の足で立って新しい一歩を踏み出そうとする真治。 そして、父さんも。 もう無邪気な子どものふりをしなくていい。 本来の自分で父さんやおばさんと向き合う真治は、もういじけてなんかいない。 重たい内容なのに読後感が爽やか。 簡潔な文章なのに複雑な心。 とっても良質な児童文学。
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中学生である主人公の自意識、お父さんの危うさ、伯母さんのおせっかい、そんなもの全く意に介してなさそうなヨウコ。それらが絶妙なバランスで丁寧に描かれていて、ぐっと引き込まれます。 「母ヨウコは犬である」という突飛な設定にも拘らず、知らず知らずのうちに感情移入してしまいました。 児...
中学生である主人公の自意識、お父さんの危うさ、伯母さんのおせっかい、そんなもの全く意に介してなさそうなヨウコ。それらが絶妙なバランスで丁寧に描かれていて、ぐっと引き込まれます。 「母ヨウコは犬である」という突飛な設定にも拘らず、知らず知らずのうちに感情移入してしまいました。 児童文学に分類してしまうのは勿体無い。
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