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古代史の闇と聖徳太子信仰の謎 聖者と鬼を結ぶ隠された糸
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 三修社/三修社 |
発売年月日 | 2006/08/10 |
JAN | 9784384040937 |
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古代史の闇と聖徳太子信仰の謎
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ヤマト、聖徳太子への郷愁の原点を探る。 太子信仰=鑑真や弟子らの聖徳太子=慧思後身説、天台宗の最澄の太子への帰依、末法思想の広がりと怯えた貴族層、四天王寺や磯長太子廟の布教活動。 京都の太子信仰の聖地、六角堂。親鸞の悟り。 聖徳太子、厩戸皇子は蘇我系。蘇我馬子と物部守屋との対立。...
ヤマト、聖徳太子への郷愁の原点を探る。 太子信仰=鑑真や弟子らの聖徳太子=慧思後身説、天台宗の最澄の太子への帰依、末法思想の広がりと怯えた貴族層、四天王寺や磯長太子廟の布教活動。 京都の太子信仰の聖地、六角堂。親鸞の悟り。 聖徳太子、厩戸皇子は蘇我系。蘇我馬子と物部守屋との対立。斑鳩宮、元興寺。 592年馬子により崇峻天皇暗殺、推古女帝、厩戸皇子は皇太子、摂政に。 594年(推古2年)皇太子と大臣(馬子)に命じ三宝を興隆させた。 601年(推古9年)皇太子が斑鳩に宮を建てる。 603(推古11年)征新羅将軍、来目皇子が病死。 603(推古11年)冠位12階の制定、604(推古12年)17条憲法の制定。 607(推古15年)対隋外交が始まる。 620(推古28年)皇太子と蘇我馬子、天皇記、国記を記す。翌年聖徳太子亡くなる。 聖徳太子=童子、鬼退治。上宮聖徳法王帝説。 中臣鎌足の末裔の藤原氏、739(天平11)聖徳太子の怨霊を恐れ法隆寺で祀る、藤原4兄弟の死。 中大兄皇子と中臣鎌足の蘇我入鹿、蝦夷殺害。百済復興、白村江の戦い。近江京に遷都し天智天皇に。 672年、天智天皇の死後翌年、壬申の乱。大友皇子、自害。 律令制度の前段階の屯倉制を推進していたのは蘇我氏。蘇我=悪はつくられた論理。 皇極天皇の後の孝徳天皇はまだ蘇我系、難波宮、のちに中大兄皇子と対立し都を飛鳥へ戻され、中大兄皇子の母の斉明天皇に。 もともと倭国はカヤや百済と結び、高句麗と対立、6世紀にカヤ諸国連合が滅亡、7世紀に蘇我氏が台頭すると隋や新羅、高句麗にも接近する全方位外交へ。 中大兄皇子は百済への加勢。中臣鎌足は百済系? 壬申の乱で天武天皇が勝利したが、崩御後、天智天皇の娘である持統天皇が即位、藤原不比等を抜擢。=天智、中臣鎌足コンビと同じ構図。 天武天皇の勝利は蘇我の加勢。律令制度の推進。 天武天皇と尾張氏、吉野。 差別され排除される鬼は天皇家と密接なつながりがあったらしい。 古代文化が栄えた地方ほど被差別部落が多く分布、鬼伝承とも重なる。 山の民や川の民、修験者、太子信仰が広まる、仏菩薩の救いに恵まれない。 天武の都=平城京、天武系ではない桓武天皇の平安遷都。祟りを避ける。 ヒスイは7世紀には蘇我氏が独占的に生産、蘇我氏衰退とともにヒスイは重要視されなくなる。 神武東征時、吉野周辺の山の民、川の民の協力。吉野の山は恭順し、葛城の山は抵抗した。 役小角、修験道、葛城山で修行、尾張氏や蘇我氏の本貫地は葛城。 行基、百済系渡来人、書(文)死の出身、河内で生まれ飛鳥の元興寺の道昭に師事。 律令制度の弊害で弾き飛ばされた人に救済の手を。
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内容的には、梅原先生の怨霊史観に基づくもので、目新しいものではない。が、それにつけても、日本の政治史において寄生虫のように生きてきた藤原摂関家の凄まじさを感じる。中臣鎌足以来の彼らの歴史は血ぬられている。その意味で、欧州の王族やロスチャイルド家よりも、興味深い。
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