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東京大学「80年代地下文化論」講義
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東京大学「80年代地下文化論」講義

宮沢章夫【著】

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東京大学「80年代地下文化論」講義

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白夜書房/白夜書房
発売年月日 2006/07/18
JAN 9784861911637

東京大学「80年代地下文化論」講義

¥550

商品レビュー

3.9

9件のお客様レビュー

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2017/03/15

平成17年に 著者が 東京大学で行った「80年代 地下文化論(表象文化論)」の講義録。 「不合理のなかで文化は育つ」 昭和55年〜平成2年に出現したピテカン(日本初のナイトクラブ)を 文化の象徴として捉え、80年代の文化の構造を取り出そうとした。ピテカンの比較対象として おた...

平成17年に 著者が 東京大学で行った「80年代 地下文化論(表象文化論)」の講義録。 「不合理のなかで文化は育つ」 昭和55年〜平成2年に出現したピテカン(日本初のナイトクラブ)を 文化の象徴として捉え、80年代の文化の構造を取り出そうとした。ピテカンの比較対象として おたく文化を取り上げた ピテカン(日本初のナイトクラブ)と同類の文化の象徴として、YMO、西武セゾン、六本木ウェイブ、タモリ、いとうせいこう、モンティパイソン...を上げ、構造を抽出しようとした ピテカンの特徴 *かっこいい=美学、新しさ *不合理だが本当の豊かさがあった *自分と違うものをカッコ悪いとして排除する閉鎖性がある *文学を背景にした資本家がいて、文化をつくっていた *ピテカンは 80年代の鹿鳴館(近代化の象徴) おたくの特徴 *文化に興味ない、カッコ悪い、経済合理的、保守的、何かによって押されると すぐ押された方向へ行く *森ビル、ライブドア、六本木ヒルズ *バブル崩壊により、ピテカンから おたくが主体になった

Posted by ブクログ

2014/10/04

日本の80年代について著者が東京大学で行った講義が書き起こされたもので、80年代が日本初のクラブ「ピカテントロプス・エレクトス」を軸に語られています。著者は劇作家としてその時代に活躍していた方。 どちらも共通の趣味や好みをもった人の集まりである「ピカテン」と「おたく」、しかしヒエ...

日本の80年代について著者が東京大学で行った講義が書き起こされたもので、80年代が日本初のクラブ「ピカテントロプス・エレクトス」を軸に語られています。著者は劇作家としてその時代に活躍していた方。 どちらも共通の趣味や好みをもった人の集まりである「ピカテン」と「おたく」、しかしヒエラルキーの最上位と最下層に分かれてしまった2つを比較しているところからなんとなく当時の感覚が伝わってきました。それから30年経った現代では逆に、オタク文化が隆盛なことに文化の儚さを感じました。

Posted by ブクログ

2011/08/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ピテカントロプスと宝島、岡崎京子がテキスト。 個人的に何度も思い返す時代。だけど自分は東京に居なかった頃のお話。我々の世代ならだれもが自分なりに総括する時代です。地方から東京を見る事と東京に住んで体験できることの隔てを思い知らされます。 何しろ東大の講義ですから、あの「気分」をそれらしく解説するのに腐心してそうです。 しかしあのカルチャーの衰退と埼京線の延長がリンクしているとは思い当たらなかった。埼玉以北のヒトには読ませられん。しかし納得するなぁたしかに。 別に80年代はいくらなんでもスカじゃ無かったでしょうよ。

Posted by ブクログ

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