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奇岩城 ハヤカワ・ミステリ文庫
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奇岩城 ハヤカワ・ミステリ文庫

モーリスルブラン【著】, 平岡敦【訳】

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奇岩城 ハヤカワ・ミステリ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2006/05/25
JAN 9784151757532

奇岩城

¥495

商品レビュー

3.4

8件のお客様レビュー

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2023/12/29

幼い頃から『ルパン』は面白いものだという擦りこみがあったのだけど、何度読んでもアルセーヌ・ルパンという人物に魅力を感じない。 俗物な世俗小説でご都合主義だし、実在の人物や他の小説の人気者を勝手に使って貶めるし、かなり大味なおじさん向けスポーツ誌に連載されているような大衆小説って...

幼い頃から『ルパン』は面白いものだという擦りこみがあったのだけど、何度読んでもアルセーヌ・ルパンという人物に魅力を感じない。 俗物な世俗小説でご都合主義だし、実在の人物や他の小説の人気者を勝手に使って貶めるし、かなり大味なおじさん向けスポーツ誌に連載されているような大衆小説って感じ。 本作も舞台は大きく設定されていたけれど、最初から最後まで面白いとは感じませんでした。 自分はルパンよりもホームズのほうが好きなんだと思いました。

Posted by ブクログ

2020/04/26

思い出補正が入っていない、といえば嘘になる。それでも面白いものは面白い!  小学生の時、『奇岩城』を含むポプラ社版ルパン全集を、何度も繰り返し読んでいました。そして十数年ぶりのこの『奇岩城』 消えた強盗犯、謎の暗号、天下の大怪盗対高校生探偵の追走劇、歴史に隠された秘密の城とお宝...

思い出補正が入っていない、といえば嘘になる。それでも面白いものは面白い!  小学生の時、『奇岩城』を含むポプラ社版ルパン全集を、何度も繰り返し読んでいました。そして十数年ぶりのこの『奇岩城』 消えた強盗犯、謎の暗号、天下の大怪盗対高校生探偵の追走劇、歴史に隠された秘密の城とお宝たちと、ワクワクする要素は盛りだくさん。昔繰り返し読んでいたため、話の筋はほとんど覚えてはいたものの、それでもテンポの良さでどんどん読まされます。 ルパンと高校生探偵のイジドールの関係性も良かったなあ。怪盗と探偵という敵同士でありながらも、ルパンはイジドールの実力を認め、時によっては対等の友人、あるいはライバルに語りかけるように、また時には人質を取ってイジドールを事件から遠ざけようとしたり、親や師匠のようにイジドールを褒め称えたり。 まさにルパンらしい掴みようの無さなのですが、根底にあるのは実力があり、なおかつ爽やかな少年へのルパンなりの好意であり、そして敬意でもあるような気がします。 そしてルパンに対するイジドールのキャラも良かったなあ。マンガの影響か、高校生の名探偵ってだいたいひねてたり、生意気だったりというイメージが強いのですが(笑)このイジドールに関しては、ちゃんと警察官にも礼儀正しく謙虚だし、父親思いだし、純粋にルパンとの戦いを楽しんでる感じがみずみずしく、好感が持てます。 それに、ちゃんと授業も受けに帰ろうとするのも、真面目な高校生らしい。他の高校生探偵なんて、だいたい授業ほったらかすし…… フランスの壮大な歴史を辿りつつ、徐々にルパンの隠れ家に迫っていくイジドール。迎えるルパンとの対峙、そして二人が最後に見る光景は…… ルパンは「ジュテーム」のエンタメだと個人的に思っています。ポプラ社版を読んでいたときは、ルパンの恋愛やロマンスに関わる部分はカット・改変も多く、女性や弱者に優しいルパンというイメージでした。なのでたまにこうした完訳版ルパンを読むと、ルパンは愛に正直な怪盗なんだな、と思います。(たまに正直すぎて、笑ってしまうようなものもありますが) 結末もなんとなく覚えていたものの、ルパンの決意の重さも、ラストの余韻も当時は半分も理解してはいなかったでしょう。フランスの歴史の中の謎解きという壮大な趣向があったことに気づき、それなりに人の心や物語の酸いも甘いも知るようになり、そして、子どもの頃からルパンに親しんでいたこと。それらが合わさってこの『奇岩城』の物語の意味は、今回読んで自分の中で大きく変わったように思います。 当時はルパン一冊読むのに1週間以上はかかっていた気がしますが、今では二日で読めるようになっていました。それでも童心に帰るように、ルパンを読めたことは変わりません。これからもルパンは、自分の読書人生の礎として、あり続けるのだろうと、改めて思いました。 余談ですが、作中に出てくるシャーロック・ホームズは、コナン・ドイルとは何の関係もない、ということだけ一応言及しておきます。ルパンシリーズにおけるホームズの扱いは「ルブランも若かったんだなあ」と自分は理解しています(笑)

Posted by ブクログ

2019/02/08

訳:平岡敦、解説:長谷部史親、原書名:L'AIGUILLE CREUSE(Leblanc,Maurice)

Posted by ブクログ

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