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あんぱんはなぜ売れ続けるのか
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あんぱんはなぜ売れ続けるのか

井上昭正【著】

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あんぱんはなぜ売れ続けるのか

定価 ¥1,540

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 清流出版/清流出版
発売年月日 2006/08/16
JAN 9784860291709

あんぱんはなぜ売れ続けるのか

¥110

商品レビュー

3.7

7件のお客様レビュー

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2019/09/25

この本で紹介される企業7社はブランド力を維持し続ける優良企業ばかり。 どれも、長年存続してきた会社であり、共通したマーケティング戦略を持っています。 それはどの会社も目先の損得ではなく、本当に正しいものを判断基準にして、社会的貢献をめざす社是を持つという点です。 激動の時代を越...

この本で紹介される企業7社はブランド力を維持し続ける優良企業ばかり。 どれも、長年存続してきた会社であり、共通したマーケティング戦略を持っています。 それはどの会社も目先の損得ではなく、本当に正しいものを判断基準にして、社会的貢献をめざす社是を持つという点です。 激動の時代を越えて発展を続ける企業は、社会経済の変化を感じ取り、対策を講じるマーケティング戦略に長けています。 一世紀以上売られているロングセラー製品には、それだけの理由があるんですね。 かつて明治という新しい時代に入った人々が、試行錯誤しながら会社を立ち上げ、発展させていったことを考えると、百年たって令和に入った今でも、彼らのマーケティング戦略から教わることはたくさんあるなあ、と思いました。 こちらのサイトで紹介しました➡ https://fpcafe.jp/mocha/1592

Posted by ブクログ

2017/06/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

"今では当たり前のように認知されている商品が、どのように作られ、どのようなブレークスルーを経て現在に至るのかが判りやすく纏められている一冊。 当時は”マーケティング”という言葉は確立されていなかったにしろ、現状のフレームに当てはめると成程結果が出る訳だ、と合致する事が多い。 全部で6つのエピソードが収録されているが、一つ一つは長くないので読みやすい。 --------------------------------------- 【木村屋の桜あんぱん】 ⇒文化創造のマーケティング戦略 ◆桜あんぱんの商品コンセプト 1.日本独自のイメージにしたいと言う”オリジナリティー”を   商品作りのトッププライオリティー(最優先課題)においた事 2.あんぱんに桜=日本の季節感・日本文化の香りを漂わせたこと ⇒明治天皇献上によって市場創造のブレークスルーを得た ◆高級イメージ戦略(プレスティジア戦略)と大衆イメージ戦略(プロモーショナル戦略) =木村屋は前者を取っており、販売チャネルは三越や伊勢丹などの高級百貨店のみ  また、店舗ロケーションも銀座の一等地  プレスティジア戦略で”一流店”というイメージを持たせた --------------------------------------- 【金鳥の蚊取り線香】 ◆「使いやすさ」と「覚えやすさ」が驚異のリピート力を発揮 当初は棒状で、40分程度しか持たない・折れやすい・煙が少ないなど、課題が多かった ⇒妻の「渦巻き型にしたら?」「金網の上で乾かせたら?」の一言でブレークスルー 形状と乾燥方法が確立され、1902年の発売以来ずっと渦巻き状 ⇒この形状が”金鳥の蚊取り線香”のオンリーワン  ※1955年ごろ機械生産で他社が追随した為、唯一の”左巻き”にした ◆金鳥の宣伝戦略 大正~昭和:美術品のような石版印刷のカラーポスター 昭和中期 :美空ひばり「金鳥の夏、日本の夏」 一流の商品には一流の広告・キャラクターを、というナンバーワン戦略に基づいた宣伝マーケティング --------------------------------------- 【キューピーのマヨネーズ】 ◆「最高品質のマヨネーズをつくる」という創業者の理念 原料に徹底的にこだわる製品開発戦略を行なった(卵の鮮度、独自の酢…etc) ”マヨネーズ”を誰も知らない時代 試食販売による「販売促進戦略」:カニやホタテなどの高級食材を合わせた 新聞広告による「広告宣伝戦略」:一回の大枠でなく、小さな枠に定期的に出稿し続けた ◆「Food, for ages 0-100」 食分野開拓のマーケティング戦略 赤ちゃんからお年寄りまで、それぞれの世代に「おいしさ」「健康」「安心」を、という多角的な戦略 1.マヨネーズ・ドレッシング事業 2.フルーツ加工・調理食品事業(マーマレードを起点とした) 3.タマゴ事業(マヨネーズを作るうえで残る卵白の再活用=製菓材料から化粧品・医薬品まで) 4.ヘルスケア事業(業務用の医療食、など) 5.野菜とサラダ事業 6.物流システム事業(品質保持の為には自分たちの手で運ぶべき、という精神のもと) 【田崎真珠】 ◆「夢を追い、夢を実現していくマーケティング戦略」を実現してきた 創業時から”日本一の商店街、銀座に一流店を出店したい”という夢・ビジョンを描いていた ストアマーケティングの理想の姿を示している ・ジュエリーミュージアムで基礎知識を付け、そのまま下層フロアの店舗スペースに降りていく一連の流れ =要職から販売までの一貫メーカーという基本経営方針を貫いてきたから ◆インレンジ・アウトレンジ戦略(マーケット・カバレッジ戦略) 創業後はインレンジ戦略で、射程圏内のカバー率を高めた その後、東京進出(アウトレンジ)をブレークスルーとし、全国展開へ (まず身近な所でポジションを確立した後に、東京のしかも銀座四丁目に出店、という話題性) 【カゴメが推進する”ブランド価値経営”】 「自然を、おいしく、楽しく」というブランドステートメント =価値や提供するものを”約束”し、立派に果たしていく=「ブランド価値の約束」 スカイ戦略・カゴメ101運動など定期的に戦略方針や創業精神、あり方を表明して、 本来持っているブランドイメージを再び問い直している=ユーザーの再認識も "

Posted by ブクログ

2013/03/17

木村屋のあんぱんを皮切りに、日本の企業七社の百余年に及ぶロングセラー商品がなぜ売れ続けているのか、その企業はなぜ存続し続けているのかという疑問にマーケティング戦略の観点から答える一冊。 木村屋のほかに、キューピーやカゴメなどおなじみの企業が登場しますが、「イトーキ」ってなんの会...

木村屋のあんぱんを皮切りに、日本の企業七社の百余年に及ぶロングセラー商品がなぜ売れ続けているのか、その企業はなぜ存続し続けているのかという疑問にマーケティング戦略の観点から答える一冊。 木村屋のほかに、キューピーやカゴメなどおなじみの企業が登場しますが、「イトーキ」ってなんの会社だっけ?目次で首をかしげたのですが、読んでみて思い出しました。 私、イトーキのパソコンチェアを使ってる、と。 どの企業の商品も、一度は購入したことのあるものばかり。 そんななじみのある企業、商品を実例に挙げてマーケティング戦略を解説しているので、理解しやすかったです。

Posted by ブクログ

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