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流刑地にて カフカ・コレクション 白水Uブックス156
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 白水社/白水社 |
| 発売年月日 | 2006/07/15 |
| JAN | 9784560071564 |

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流刑地にて
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商品レビュー
4.1
16件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
短編小説ととても短い小品が収録されている。 その中から、主に短編小説について感想を述べる。 『判決』 こんなに短い話でこんなにも心がぐちゃぐちゃになることがあるのか!?と、その読み心地に驚いた。 少しずつ雲行きが怪しくなっていく展開にハラハラさせられた。 恐らく認知症である父親とのやり取りは、今の年齢だからこそ響くものがあった。 『流刑地にて』 あとがき「『流刑地にて』の読者のために」によると、この作品はカフカが生涯に一度だけ行なった自作朗読会で読んだ小説とのこと。 よりにもよってこの作品を朗読したなんて……!!と思わずにはいられなかった。 実際、聴衆の三人が失神し、会場から運び出されたらしい。 この作品は、「拷問で可能な限り苦しませて処刑する機械」について、将校によって話が進められていく形で展開していく。 処刑の話をしているシリアスなシーンなのに、なぜか滑稽に思えてならなかった。 どんな展開になるかドキドキしながら読んだ。 将校は自らの信念のために死を選んだのに、彼の顔には約束されていたはずの「浄化の表情」など現れず、その虚しさに胸が苦しくなった。 喫茶店のテーブルの下に埋められた墓も、虚しくてたまらなかった。 この流刑地は近い将来滅びるんだろうな、という予感が渦巻いていた。 『火夫』 主人公のカールは、火夫である男を助けることで依存し、縋っているように思えた。 そしてこの作品を読んで一番に思ったことは、「火夫の男が愛おしすぎる」ということだった。 火夫はドイツ人で、身体も態度も大きいと冒頭で描かれる。 そんな彼は、自身の不遇を訴えるために、息巻いて事務室に向かう。 しかしそこから、 ・調理場の女性を誘っても相手にされない ・出ていけと言われて「切々と苦しみを訴える恋人のような目つき」でカールを見つめる ・訴える機会を得たのに感情にのまれて全然うまく話せない ・カールに手を握られて、目をきらきらと光らせ、恍惚した顔つきになる と愛おしさが溢れる描写が続き、この火夫の今後に思いを馳せてしまった。 しかし火夫など最初から存在しなかったように思えてしまうラストには、胸が苦しくなった。 数が多い者、口がうまい者、権力がある者に、こういう人たちは消されてしまう。 カールの伯父だと言う男については、全てが芝居がかって見えて、胡散臭く感じた。 伯父というのは本当なのだろうか、と疑いたくなる人物だった。 . カフカの作品を久しぶりに読んだが、とても興味深くおもしろかった。 今回は書店で購入した白水uブックスで読んだのだが、紙が柔らかい新書サイズで読みやすかった。
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白水社のカフカ・コレクション。「判決」「流刑地にて」「火夫」の各短篇の他、計18篇の小品集「観察」を収録。 カフカへの挑戦、3冊め。う~む、わからん。「判決」と「流刑地にて」については、結局何が言いたいの?となり、読む側の読解力を試される。すっかり自信なくなりました……(汗)。...
白水社のカフカ・コレクション。「判決」「流刑地にて」「火夫」の各短篇の他、計18篇の小品集「観察」を収録。 カフカへの挑戦、3冊め。う~む、わからん。「判決」と「流刑地にて」については、結局何が言いたいの?となり、読む側の読解力を試される。すっかり自信なくなりました……(汗)。 「観察」はショートショートなのかエッセイなのかわからんような、短い散文の寄せ集め。日常をただ描写したようなものだったり、人生論的なものを感じさせたり、意味がわからないものもありつつ、意外に面白い文もある。 「火夫」は長編「失踪者」の第一章を切り取って短篇にしたとのことだが、ここへきてようやく物語らしいものが出てきた。これは意外性のある展開が素直に面白かったといえる。ただ、これだけではテーマや意図が読み取れず、やはり壮大な物語の序章という感じは否めない。 「判決」について、カフカと父親の関係も考慮して解釈を云々、というネットの意見もあったが、これは違うと思っている。まずは作品そのものだけで完結してほしいものだ。作者の人生など知ったことか。その上で、読みきれないのは自分の読解力が足らないだけのことだと自覚。まぁ、作家そのものに興味もわくので結局はいつも調べてはいるけれど、作品を読み解くのにそれが必須になるのは違うんではないか。また、作家と作品は別だから、作家が犯罪を犯したりしても作品の価値は変わらないと思うのだけど、どうだろう?
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カフカの短編集。 軽い気持ちで読み始めたけど、『流刑地にて』は生々しくてどんどんのめり込んでしまった。よくこんな構想が浮かぶものだな。 尊厳の無視、地位と権力への渇望、残虐行為への嗜好性、倫理と自らの立場の葛藤などがリアルに描かれていた。物語の序盤で、旅行者が「部外者はそ...
カフカの短編集。 軽い気持ちで読み始めたけど、『流刑地にて』は生々しくてどんどんのめり込んでしまった。よくこんな構想が浮かぶものだな。 尊厳の無視、地位と権力への渇望、残虐行為への嗜好性、倫理と自らの立場の葛藤などがリアルに描かれていた。物語の序盤で、旅行者が「部外者はその土地特有の慣習に口を挟むべきでない」と考え、残虐行為をただ凝視していた描写が印象的だった。今でも残虐な文化が残っている土地って、現実に沢山あると思う。土地の文化を尊重することは大切だけど、残虐な行為は糾弾して排斥していかなければならない。黙認せずに声をあげるべきであると思う。無関心や無視も、残虐行為の1つだから。 カフカの本って、いろんなことをぐるぐると考えこんでる点で共感できる。一つの行動を選択するのにも、その人の正義や倫理観に基づいて、ひどく考え込んでる。たまに突飛に思えるし、抽象化された独特な表現を使っていることも多いから、自分も近しいことを考えたことがないと、何を言っているか全く意味が分からないことも多々あるけど。 『観察』も、日常にありそうなワンシーンを考え込んでる様子がうまく表現されてる。なんだか日記や、カフカの思想の断片を読んでるみたいだった。また数年後に読んで見たら、意味がより深く理解できるようになっているのかな。 『判決』は全体としてちょっとよく分からなかったな…。表面的な話しか分からなかった。
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