業界の最新常識 よくわかる保険業界

満野龍太郎【著】

• 販売会社／発売会社: 日本実業出版社/日本実業出版社
• 発売年月日: 2006/07/20
• JAN: 9784534040831

商品レビュー

2009/09/26

保険･･･「心配のない状態にすること」

情報技術（IT）を使うなどで、社会が高度化すればするほど新しいリスクが生まれ保険のニーズが高まる。
便利なほどを生み出せばうみだすほどリスクは広がる。
→保険会社のビジネスチャンスは毎日広がる。

忘れてはならないこと
・保険は万能ではないこと（すべてを保険で解決するならば社会のモラルハザードにつながりかねない。保険労の経済の活力を減退させる）
・保険料は相互扶助の精神が基本。心配事からの開放によって、人生がより楽しく豊かになり、企業がさらなる発展を遂げるためのサポート的なものであるという考え方。
・保険会社は規模が大きく信用度も高い。だから常に保険というもの本質に立ち返り、謙虚であるべきことを意識し続けなければ、社内におごりの精神が生まれるリスクを常に抱えることになる
・契約者にとって親身であること

「保険会社は社会になくてはならない機能の１つ。社会的責任を背負っている」

一章　保険会社の仕組み

「相互扶助の精神」みんなで助けあってリスクを軽減させる
「大数の法則」あらゆる保険の基礎となる原理
生保の世帯加入率は９０％（世帯平均年５３．１万円）
自動車保険７１％、火災５３．３％、傷害５３％
損保･･･会場保険から発展。アイディア勝負。世の中の動きに敏感になっていく必要性。
「純保険料（支払部分）」と「付加保険料（運営コスト）」
大数の法則からとにかくたくさんの契約者がほしい→営業を行ってもらうのは代理店
保険は統計に基づいて市場化する。
売上高＝正味収入保険料　支出＝正味支払保険金
正味損害率＝保険料収入に占める保険金支払いの割合
正味事業費率＝保険料収入に占める人件費、物件費などの事業費の割合
東京海上保険→東京海上日動　　東京火災保険→安田火災→損保ジャパン

二章　生保

ソルベンシー・マージン比率＝支払余力÷引き受けているリスクの合計
２００％以上あれば問題ないとされている

三章　損保

主力中の主力は「自動車保険」リスク細分型でニーズ対応
幅広い住宅総合保険
情報漏洩、ストーカー保険
リスクマネジメント事業（リスムの相談にも応じていく）
天候デリバティブ
自賠責･･･法律で定められた強制保険。支払は他人を死亡または怪我させた時。怪我は１２０万円まで。死亡による損害は３０００万円まで。
契約のIT化が進む。
優秀な代理店選びが保険選びのこつ。
地震保険（火災保険では補填されない）加入率は２割に満たない
自動車、旅行保険のネット契約

損害保険ジャパン･･･安田火災海上＋日産火災海上
自動車保険の営業力。みずほグループ。
「経営資源の最適配分」「コア領域は国内」
攻めのインフラ。コールセンターの拡充。
主力商品・ニーズ細分型自動車保険「ONE-do」
契約後に市場金利が回復して『標準予定利率』が上がった場合には保険料を下げる機能をつけた終身医療保険「Dr.ジャパン」

三井住友海上火災保険
チャレンジ１０・・・世界トップ水準の保険・金融グループへの成長
国内市場の限界を感じ、海外展開を積極的に進めていこうという姿勢が損保ジャパンと違う。

2008/05/25

確定年金　年金開始後生死にかかわらず、決められた一定期間年金がうけとれる　ドイツのアリアンツが日本にまだきていない　損保ジャパン　旅行保険　オフ