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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 幻冬舎/幻冬舎 |
発売年月日 | 2006/03/25 |
JAN | 9784344011441 |
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商品レビュー
3.4
50件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
盾(シールド) 「半島を出よ」以来の村上龍です。挿絵は「13才のハローワーク」のはまのさん。 絵本の形式をとった寓話です。 主人公は2人の少年。寓話らしく、くっきりとよい子とひねくれた子の設定です。2人は老人から「心のしんにある大切なものを守るための盾」の話をされます。でも、盾とは何を意味するのかを老人は教えてくれません。 2人は将来、盾が何を意味するのかを教え合うことを約束します。 2人は対照的な道を歩みます。そして、盾には社会的な盾と個人的な盾があることに気づきます。 そういうお話です。 転職をした時に、転職支援会社で聞いた話として、「あなたは何ができますか?」と聞かれた人が「私はXXで部長をやっていました」と答えたという笑い話にもならない話を思い出しました。 今時そんな人がと思われるかもしれませんが、案外そういった社会的な盾しか持っていない人はいるでしょうね。かく言う私も、前社のブランドという社会の盾に守られていたことを、会社を辞めてはじめて自覚しました。この本の言うように個人的な盾を持つことは大切ですが、もっと大切なのは、盾が守るべき物をきちんと自覚して、適切な盾を探していくことなんじゃないかなと思います。何が心地よくて何が嫌いで、何が大切で何がくだらないかという価値観をしっかりと持つこと。それが適切な盾を探して持つことの一歩になると思います。 この本は誕生日のプレゼントとしてもらいました。価値観だけではなく、人のつながりも大切な守るべきものですね。 竹蔵
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少年時代に読んでおきたかったと思った。 そしていま10代の人たちにこそ読んでほしいと思った。 作者もそう思ったから絵本という形式をとったのだろう。 だが、逆説的だが10代の自分が読んでもピンと来なかったかもしれない。年をとって人生の折り返し地点を過ぎようとしている人が読むと、すご...
少年時代に読んでおきたかったと思った。 そしていま10代の人たちにこそ読んでほしいと思った。 作者もそう思ったから絵本という形式をとったのだろう。 だが、逆説的だが10代の自分が読んでもピンと来なかったかもしれない。年をとって人生の折り返し地点を過ぎようとしている人が読むと、すごく頷けるのではないだろうか。 果物の中心にその果物にとっていちばん大事なものとしてタネがあるように、人間の中心にもいちばん大事なものがある。 「心」や「精神」と呼ばれるそれは、果物のタネと違ってとても柔らかくて傷つきやすい。だから人は盾(シールド)でそれを守らなくてはならない。。。 二人の少年が盾(シールド)とは何かを探しながら生きていく、その半生を追った物語は読者に2つの進路を示す。 ひとつは、社会からドロップアウトしかけながらも生き甲斐と良きパトナーを見つけた人生。 もうひとつは、地位や財産を得ること注力して、けっきょくは全てを失ってしまった人生。 中年期の終わりに二人の軌跡が再び交差したとき、かつて少年だった二人はそれぞれに盾(シールド)の意味を知る。 どちらが賢い生き方だったのかは、断定していない。 盾(シールド)の意味は人それぞれだから。 二人の生き方は、人生の2つのサンプルとして読者に提示されているのだ。どちらに共感するかは読者にまかされている。 だが、外側の盾の大きさを自分自身の大きさと同一視してしまう愚を、人はなんとよくおかしがちなことか。 これから人生の大海に漕ぎだしていく10代の人たちが、本書を読んで「価値観」の大切さを感じてくれたらいいと思う。 そして良き絵本はときとして良き寓話になる。 かつて少年だった大人たちが本書を読んで、いまの自分にとって何が盾(シールド)なのかをいまいちど考えてみるきっかけになるかもしれない。手遅れになる前に。
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自分はどのような武器、そして、 自分を守るための盾とは何か、 これから先の社会で何を求められるのか、 深く考えさせられた。 進路を考える中高生に読んで欲しい本。
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