盲目の犬ぞりレーサー 私に見えるのは可能性だけ

レイチェルセドリス, リックスティーバー【著】, 山田貴久【訳】

• 販売会社／発売会社: 幻冬舎/幻冬舎
• 発売年月日: 2006/03/25
• JAN: 9784344011502

商品レビュー

2014/01/21

猛スピードで駆け抜ける犬ぞり。犬を操るレーサーが盲目の女性だと知ったら、誰もが驚くだろう。彼女は言う、「法的には盲目かもしれない。でも、目が見えないからと言って私が立ち止まることはない」と。自分の可能性を信じるレイチェル。自分の可能性を信じることができるって凄いことだ。

2010/04/20

　アルクのドキュメンタリー字幕翻訳コンテストの課題になった女性アスリート、レイチェル・セドリスさんの自伝。タイトルにもなっている「盲目の犬ぞりレーサー」は、彼女のことを表現するのによく使われる言い方だけど、彼女は「たまたま盲目なだけ」なのだと語る。

　内容は、生まれたときのことから順を追って語られている。いじめを受けたこと、それを克服したこと、犬ぞりの訓練、レースに参加するための交渉、そしてついに挑戦することになったアイディタロッド。読み進めるうちに、レイチェルが盲目だということを忘れてしまう。この本は「犬ぞりレースにすべてをささげた、屈強な意志を持つアスリートの自伝」だと思う。

2007/12/15

ソファーに座って、「私は目が見えません」「耳が聞こえません」｢病気なのです｣などと言って、満足している人たちは大事なものを見逃しています―人生を。
目が見えないがゆえに、わたしにとっては簡単にできることと難しいことがはっきりしています。目が見えないがゆえに、ほかの人々が押し付けようとする"限界"を超えようと、わたしは頑張るのです。　何度でも、何度でも、わたしは自分が戦えることを証明せざるを得ないのです。　その結果、わたしはいっそう奮起して、誰よりも結果を出そうとするのです。