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ラビリンス(下)
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ソフトバンククリエイティブ/ソフトバンククリエイティブ |
発売年月日 | 2006/09/15 |
JAN | 9784797334418 |
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ラビリンス(下)
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商品レビュー
4.1
8件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ということは…サージェはコトの後、現代までず〜っと、先導者ハリフを後継してロス・セレスに住み続け、歴史作家をやってきたってことかあ。 巧みなナラティブに釣られてついつい最後まで読んでしまったけど、うーん。 「史実から膨らませたフィクション」ってジャンル、個人的に日本史の方が好みに合うみたいだ。 ま、今回に限っては、カタリ派が『サマー・アポカリプス』読んでから、あー、30年来の課題(笑)だったからいいけどー。
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イギリスでミリオンセラー、世界的にもベストセラーとなったという Ms.Kate Mosseの「 Labyrinth 」、ソフトバンク クリエイディブ社から森嶋マリさんの邦訳で題名はそのまま「ラビリンス」の上下2巻(→ http://booklog.jp/asin/47973344...
イギリスでミリオンセラー、世界的にもベストセラーとなったという Ms.Kate Mosseの「 Labyrinth 」、ソフトバンク クリエイディブ社から森嶋マリさんの邦訳で題名はそのまま「ラビリンス」の上下2巻(→ http://booklog.jp/asin/4797334401 )。今年の読書始めはこの聖杯伝説をモチーフにした伝奇ミステリーとなりました。 13世紀フランスの十字軍にまつわる史実に聖杯伝説に対する作者の空想込みの解釈を織り込んで、輪廻転生という力技によって現代と結び付けたストーリー作り。なんだか僕の好きな高橋克彦さんの「竜」関連伝奇物語に似ています。したがって僕にはストライク。たまには洋物でもと思い偶然手に取った本ですが、当たりでした。 インディ・ジョーンズのような派手な活劇はほとんどありません。中世の戦闘シーンは叙述されていますが、全体を通して静かなミステリーです。ただ、工学関係書や叙事的サスペンス・ミステリー本ばかりの僕には、上巻はいささか叙景に過ぎ、フランス南部の観光ガイドもうるさいし登場人物紹介もうっとうしく感じられました。したがって肝心の物語が遅々として進まないように思えましたが、下巻ではすっかり力技で押し切られてしまいました。原稿の枚数制限でもあったのかと思わせるくらいです。いや、別に非難しているのではありません、面白かったですよ。さすがベストセラー(訳者あとがきを読むまで知りませんでしたが…)。 中世と現代との行ったり来たりがパラレルから徐々にシンクロしてゆく進行する物語構成も内容にふさわしいですが、特筆すべきは邦訳文の自然さでしょう。最初から日本語で書かれたかのように、全く違和感がありません。ただし作中には「物語は使われていることばでまったくちがうものになる」なぁんていうセリフがあったりするのだけれど…。 こういう史実から空想を膨らませた物語は大好きです。逆に言えばイマジネーションの根っこに作者の取材したリアルが見える知的な部分が良いのかもしれません。僕が高橋克彦さんや高嶋哲夫さんの小説を好むのはそういうわけでしょう。同じ匂いがこの作品にはありました。 結論。楽しめました。 自ブログ「袖ケ浦在住非破壊検査屋」記事から転載→ http://niwatadumi.at.webry.info/201201/article_2.html
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訳者あとがきにあるように、『ラビリンス』は事実と伝説、フィクションを織り混ぜた作品であり、面白かった。 聖杯についての物語の一個。 過去と現在が入り交じって、ミステリーが進んでいくのは、とっても楽しかったが、聖杯により800年生きることが出来るようになった人物の登場といったファンタジーが最後に出てきて、ちょっと残念だった。 ただ、事実にそった十字軍の描写や風景についての描写はすごかった。 トゥールーズなどには行ってみたいと思った。
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