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非常民の民俗文化 生活民俗と差別昔話 ちくま学芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房/筑摩書房 |
発売年月日 | 2006/08/10 |
JAN | 9784480089991 |
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非常民の民俗文化
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
在野の民俗学者がムラやスラム街の民俗、性風俗を描く。著者の実地の調査と実体験がベースとされている。思想的にはマルクス主義というか、その時代の雰囲気を纏っている。よって主張部分はアレなのだが、モノの見かたは貴重である。こどもの父親なんて分からん、と言うところはドーキンスなんかの本を...
在野の民俗学者がムラやスラム街の民俗、性風俗を描く。著者の実地の調査と実体験がベースとされている。思想的にはマルクス主義というか、その時代の雰囲気を纏っている。よって主張部分はアレなのだが、モノの見かたは貴重である。こどもの父親なんて分からん、と言うところはドーキンスなんかの本を思い出して面白い。 意外なところで、町田康の文体に影響を与えている?
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※このレビューにはネタバレを含みます
2006年刊行。「夜這いの民俗学」等の著作を有する著者は、柳田国男の民俗学を上層階層のそれと喝破し、その一面性を打破すべく、非常民の、それも性をターゲットにしたフィールドワークによって、日本人の持つ固層を解読しようとしてきた。本書はその検証活動の集成というべきだろう。確かに、近現代の価値は多数の人に利益をもたらし、当然に有益だと承認した上でも、本書は日本の固層の、近現代の価値観とは異質な側面を知れる格好の書。上記を前提としつつ女性読者が増えればいいのに、とはないものねだりか。
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今住んでいる住宅街が村落であった当時、その村内における格差がたしかにあったことを感じるときがある。 その格差の一例がお寺の位牌の配置と戒名である。 上座と下座、左側と右側がある。またそれに応じて院号や庵主などが刻まれている。 このあからさまな格差というか序列というか、そんなものを...
今住んでいる住宅街が村落であった当時、その村内における格差がたしかにあったことを感じるときがある。 その格差の一例がお寺の位牌の配置と戒名である。 上座と下座、左側と右側がある。またそれに応じて院号や庵主などが刻まれている。 このあからさまな格差というか序列というか、そんなものを目の当たりにするとき、 なんとなく村の秩序と閉塞感を感じる。 きっと常民がいただろうし、非常民もいただろう。 非常民に至っては位牌すら存在しないのかもしれない。 そう思いながら幕末の宗門人別帳を図書館で探してみれば、 村役人もいるし、そこに住み込む下男や下女もいる。 本書を読んで初めてリアルな村社会、そういうものを直視するきっかけになった。
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