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マッチメイク 講談社文庫
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マッチメイク 講談社文庫

不知火京介【著】

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マッチメイク 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/講談社
発売年月日 2006/08/11
JAN 9784062754804

マッチメイク

¥220

商品レビュー

3.5

16件のお客様レビュー

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2021/06/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

新大阪プロレスの看板であるベテランレスラー、ダリウス佐々木が試合中に毒殺される。その真相を突き止めるべく、新人レスラーの山田聡と本庄優士はそれぞれで奔走するのだが……。 虚々実々のプロレス業界で生き抜くためには、清濁併せ呑んでもリングにしがみついていくしかないが、武田はそうではなかった。新大阪プロレス随一の実力者でありながらも、長年前座レスラーを務めている丹下五郎のようにはなれなかった。なろうとしなかったのかもしれない。 ミステリとしても面白く、終盤では展開が二転三転する。肝心な試合描写もしっかりしていて、過酷なトレーニングを経てプロレスラーが鋼の肉体を得ていくのが着実に感じ取れる。 昭和から平成にかけての新日本プロレスを下地にしているので、先輩レスラー達の元ネタが解りやすいのは仕方ないが、その辺も含めてプロレスである。 山田聡と本庄優士は順調にキャリアを重ねていれば、今頃は中堅レスラーとして練習生や新人レスラーを相手にしているのだろうか。それとも、何かの切っ掛けでブレイクして他団体に移籍しているのか。或いは、アメリカやメキシコに渡って切磋琢磨しているのか。 何にせよ、彼らのプロレス人生が明るいものであってほしい。

Posted by ブクログ

2020/02/07

プロレスとミステリーを掛け合わせたストーリー。 正直言うとプロレスには1ミリも興味が無かったのですが、この本を読むと一転、一度プロレスを観てみたいという気持ちになりました。他の方の感想を読み、実在する人物とリンクさせて描かれていると知って更に興味が湧いてしまいます。 プロレスを知...

プロレスとミステリーを掛け合わせたストーリー。 正直言うとプロレスには1ミリも興味が無かったのですが、この本を読むと一転、一度プロレスを観てみたいという気持ちになりました。他の方の感想を読み、実在する人物とリンクさせて描かれていると知って更に興味が湧いてしまいます。 プロレスを知らない者としてはまずプロレスの世界観を理解するのに精一杯で、ミステリーとしての世界になかなか入り込めずにいました。しかし後半は登場人物の個性が詳細に描かれているので、ミステリーを解きたい気持ちで常にドキドキハラハラしていました。 物語が進んで行く中で、主人公のリアルな感情の変化が面白かったです。主人公はプロレスを愛する気持ちや強くなることに関しての想いが強く、私個人としては遠い世界にいるように感じていました。しかし数々の事件に翻弄され続ける姿はとてもリアル。感情移入して一緒に翻弄されてしまった結果読み終わった時にはなぜか近い存在のように感じてしまいます。男性女性でも感想が違うかもしれません。 こんな機会でもないと知らないかもしれない新しい世界感を知ることの出来る、面白い1冊だと思います!

Posted by ブクログ

2018/11/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

マッチメイク/不知火京介:第49回大賞受賞。2003年。 プロレス小説。筋肉小説。 高校を卒業後プロレスラーになるべく団体に入社した聡。同機は何十人もいたが、ハードな練習、上下関係に負け、本庄と2名だけとなる。 プロレス興行中、毒物により社長が殺される。引退するつもりの国会議員。プロレス界の隠語、スポーツと認めれらることがないのはショー的要素が多いため。プロレス好きでないけど、プロレスにかける人々の熱さは伝わる。 筋肉の作り方と食べ物もよい。食は成長期でないとムリぽいけど。 筋肉マシンを使った殺しは斬新。 犯人はビミョー。なんか狂ってるし。

Posted by ブクログ

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