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夢の宇宙誌 新装版 河出文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社/河出書房新社 |
発売年月日 | 2006/06/20 |
JAN | 9784309408002 |
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夢の宇宙誌 新装版
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商品レビュー
4
11件のお客様レビュー
澁澤さんご本人もお気に入りの本書に収録されている主要なエッセイのテーマは、ズバリ「玩具」「天使」「アンドロギュヌス」「世界の終わり」…なるほど私が好きな、澁澤さんの独壇場と言った趣の錚々たるテーマでございます。贅沢ですねぇ。 個人的にはやはり「玩具について」を大変興味深く読みまし...
澁澤さんご本人もお気に入りの本書に収録されている主要なエッセイのテーマは、ズバリ「玩具」「天使」「アンドロギュヌス」「世界の終わり」…なるほど私が好きな、澁澤さんの独壇場と言った趣の錚々たるテーマでございます。贅沢ですねぇ。 個人的にはやはり「玩具について」を大変興味深く読みました。デーモニッシュな玩具の歴史を辿り、最終的にはベルメールで締めるのが、これぞ澁澤龍彦のエッセイといった感じがします。「アンドロギュヌスについて」では様々な学問体系を通してアンドロギュヌスを考察していく感じが読んでて楽しかったなぁ。 「芸術か猥褻か」といったような二律背反的な問題提起は、芸術の本質的にふくむ危険な傾向に目をつぶった、要するに綺麗事にすぎないので、むしろ、「芸術は猥褻から出発(誕生)して猥褻に終焉(死ぬ)する」といったテーゼの方が、はるかに本質を衝いていると見るべきであろう。(p92)
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かくも衒学的な娯楽エッセイ。宗教とエロス。ユートピアとディストピア。そしてそれらを飄々と語る澁澤の王子っぷり。素晴らしい!
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珍しいものの収集は、著者自身の趣味なんでしょうね。 そして、それを選定して陳列する このセンスのよさ。 嫉妬してしまう文章です。
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