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ファンタジーと言葉
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/岩波書店 |
発売年月日 | 2006/05/24 |
JAN | 9784000246316 |
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商品レビュー
4.5
7件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
覚えておきたい言葉がたくさん。 ここにメモをとりながら、ゆっくり読もうと思う。 ・図書館のもたらす自由も、制限つきのものであってはなりません。必要とするすべての人、つまりあらゆる人が使えるものでなければならないし、必要な時、つまりいつでも使えるものでなければならないのです(p36) ・フィクションはしばしばほんとうに、直接の経験よりはるかに役に立つ。直接の経験に比べればずっと時間もかからないし、(図書館で本を借りれば)お金もかからないし、扱いやすい、きちんとした形で手に入れることができる。フィクションは理解することができる。経験のほうは、ただただ人を圧倒して、何が起こったかわかるようになるのは何年も何年も経ってから、いや、結局わからないことだってあり得るのだ。フィクションが現実よりはるかに」すぐれているのは、事実、心理、道徳に関して、役に立つ知識を提供してくれるところである(p56)
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2014年54冊目。 ゲド戦記の作者ル=グウィンのエッセイ。 ジェンダーや差別の問題にも幅広い知識で鋭く切り込んでいるが、 やはり作家としてどう作品作りに向き合うかの部分が一番面白い。 書くことの本質は「待つ」ことにあって、 物語が主体性を持って動き出すのに耳を澄ませることが大...
2014年54冊目。 ゲド戦記の作者ル=グウィンのエッセイ。 ジェンダーや差別の問題にも幅広い知識で鋭く切り込んでいるが、 やはり作家としてどう作品作りに向き合うかの部分が一番面白い。 書くことの本質は「待つ」ことにあって、 物語が主体性を持って動き出すのに耳を澄ませることが大事。 村上春樹も同じことを言ってたので、やはり素晴らしい作品を作る作家や芸術家の根底には何か同じものを感じる。
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ジェンダーについての項目が目当てで手に取ったけど、比較文化的な思考も見えて面白かった。 特に好きなのは、猫の動きをダンサーに見立てたとこと、若さを手放せない人々の話。
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