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雲を斬る
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雲を斬る

池永陽【著】

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定価 ¥1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/講談社
発売年月日 2006/03/31
JAN 9784062133883

雲を斬る

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商品レビュー

3

6件のお客様レビュー

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2020/08/03
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※このレビューにはネタバレを含みます

2020/8/3 三四郎はどうなったのかな? 子供作って育てて楽しく暮らしたのかな。だといいな。 仇討ちって時代劇とかにもよく出てくるけど、そりゃ電話さえないこの時代に人の噂だけで仇に出会うことすら難しいよな。 こんな無謀なことホンマにしてたのかしら。 しかも仇取るまで帰っちゃダメとか。奥さんとかも? 顔がわからんでも行かされるとか。 社会的にどういうメリットがあるの、それ。 いやー知らないことだらけだね。 適当に身寄りのなさそうな悪そうな人を身代わりに「取ったどー」って帰ったらばれるんやろか。 敵討ちのシステムへの疑問ばかりが浮かぶんだけど、三四郎は好感の持てる主人公でした。 追記 仇討ち制度に想いを馳せすぎて忘れていた「奇妙な夫婦」について風呂に入りながら考えた。 読んでるときは自分の子を身籠った愛妻をいきなり斬るって全く理解できなかった。 考えた結論が気に入ったので書いとこうかなと。 子ができるまでの妻は愛憎すべて男谷に向けられている。その割合はわからなくても男谷にがんじがらめ。 仮に果し合いで三四郎に斬られて死んだらおそらく妻も後を追って死ぬであろう。 妻もいっそ男谷と一緒に死にたかったから三四郎に夫を切れと言ったのでは? 男谷はこの状態がよかった。妻をすべて自分のものとしている状態。自分もすべて妻のもの。 でも子ができた。 子ができて憎しみが消え愛情だけになった。 愛だけになった妻は美しく輝いていたけどその愛はすでに男谷だけのものではない。 男谷自身も子を愛しいずれ妻だけのものではなくなる。…まで考えたかな。どうかな。子供のことは興味なかったかも。ここは保留。 とにかくここで終わらせようと思ったのかなと。 お互いだけを思って世界が完結したままで。 絡み合ったままで終わりたかった。 ってよくない?この解釈。

Posted by ブクログ

2020/02/03

優しさあふれる 由比三四郎。 確か、この続編を先に読んだ気がするのだが、、、、 仇討ちを捜して、江戸に来た主人公 三四郎。 貧乏浪人で、寺子屋の師範や道場破りで、毎日を過ごしている。 8話からなるのだが、、、、 おさとの借金を肩代りした三四郎は、自分の首に懸賞金50両が、付けら...

優しさあふれる 由比三四郎。 確か、この続編を先に読んだ気がするのだが、、、、 仇討ちを捜して、江戸に来た主人公 三四郎。 貧乏浪人で、寺子屋の師範や道場破りで、毎日を過ごしている。 8話からなるのだが、、、、 おさとの借金を肩代りした三四郎は、自分の首に懸賞金50両が、付けられる。 どうにも、人が良すぎるのだろうか?と、思われるのだが、賞金を懸けた人買いの男も妙に憎めない所がある。 三四郎の隣に越してきた若者 巳之助の宏大なる夢の鳥になりたい!の思いも凄く、この時代、ダ・ヴィンチの話迄登場するところも、楽しく読める。 「奇妙な夫婦」は、夫の仇の者と同棲している美代に、子が授かったにも関わらず、男谷が、自ら、美代と自分をあの世へ、、、幸せは、幸せに非ずと、、、快延は言っているのだが、、、やはり悲しい結末ではないだろうか? 「黒い顔」のおはなの家族も、とても悲しい結末である。 「ダ・ビンチの手紙」で、三四郎が、菊乃ヘ20両もの大金を騙されるのなら、おはなヘの家族を助けてやって欲しかった。 三四郎は、最後、快延が、自分の仇だと知って2人は、立ち向かうのだが、、、、「相抜けなり」と、して、新たに、新しい友として師として、付き合う事になり、何故か、ホットしてしまった。 本の最後、巳之助と三四郎が、風に乗り大空へ飛んだ! 自由に空を飛べる鳥になった! 表紙の青空の意味が分かった!!!

Posted by ブクログ

2016/06/06

・・・ふぁんたじー? 読みやすくてサクサク読めるのですが、やはり人が死んでしまう。 結局は主人公も?と思わざるを得ない。

Posted by ブクログ

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