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ちんちん電車 河出文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社/河出書房新社 |
発売年月日 | 2006/04/20 |
JAN | 9784309407890 |
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ちんちん電車
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ちんちん電車
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
作者が亡くなる3年前に書かれた、東京の路面電車についての随筆。和歌山生まれ和歌山育ちの私が昭和40年代に、そのほとんどが廃止された「ちんちん電車」のことは何も知らないのであるが、和歌山を走っていた「ちんちん電車」(正式名称:南海和歌山軌道線)の微かな記憶と重ね合わせながら読み進めた。若いころから放蕩していた人だけあって、いろんな食事処の記述があり、どれも旨そうだ。最近の東京の店は、さして旨くもないのに行列づくりにだけ精を出すようなところが多く閉口するので、とても羨ましい。優しい語り口につられて品川から浅草までの道のりを、昭和の大人気作家と小旅行を楽しむことができた
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獅子文六さん(1893~1969)は、本名の岩田豊雄の名前で書かれた「海軍」(1942年)を随分前に読んだ記憶があります。この「ちんちん電車」(1966)は、都電が大好きだった著者が、1967年から廃止の方向になり、あらためて都電の名残を惜しみ都電の街を目に焼き付けた・・・、そん...
獅子文六さん(1893~1969)は、本名の岩田豊雄の名前で書かれた「海軍」(1942年)を随分前に読んだ記憶があります。この「ちんちん電車」(1966)は、都電が大好きだった著者が、1967年から廃止の方向になり、あらためて都電の名残を惜しみ都電の街を目に焼き付けた・・・、そんな作品だと思います。「動きまァす、チン、チン」、二つ鳴れば発車、一つだと停車。関東大震災、大空襲の二度の大災厄に耐え、しかし、東京オリンピックに向けての建設的破壊が「都電」に引導を渡したことになったのでしょうか。荒川線頑張れっ!w
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獅子 文六先生、電車好きなグルメですね。楽しそうで微笑ましい。戦前ののどかな東京も垣間見えて心和むエッセイ集です。
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