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水の道具誌 岩波新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/岩波書店 |
発売年月日 | 2006/08/18 |
JAN | 9784004310327 |
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水の道具誌
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商品レビュー
3.9
8件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
水という当たり前にあるもの。 蛇口をひねれば出てくるもの。 だけれどもそれは日本では「そう」なだけ。 もちろんそんな時代の前には水をくむ作業ですら 井戸から遠ければ苦行だったわけで。 ここに出てくる水に関するものは ひねればジャーの時代になっては 使われないものも多いです。 だけれども、不便な時期だったからこそ存在した 気配りというものもあったことを 忘れてはいけないと思うのですよ。
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教員とかしていると、様々なネタの仕込みがお仕事のメインということになる。山口さんのこの本は、掘り出し物というべき面白さで、おススメですね。 https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202002090000/
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金魚鉢、水煙管、鹿おどしなど水に関する道具を網羅。古の知恵を体感できる。 ジョウロが西洋の文化で、「植物にやさしい水やり」であるということはいまさらながらハッとさせられた。 懐石料亭などにあるカポーンと音がなるものが鹿おどしということは初めて知った。元々は畑の作物を鳥獣から守...
金魚鉢、水煙管、鹿おどしなど水に関する道具を網羅。古の知恵を体感できる。 ジョウロが西洋の文化で、「植物にやさしい水やり」であるということはいまさらながらハッとさせられた。 懐石料亭などにあるカポーンと音がなるものが鹿おどしということは初めて知った。元々は畑の作物を鳥獣から守るために音を出す装置だとか。 鮟鱇は吊るし切りという手順を踏まないと、肉や皮がひっついてしまい滅茶苦茶になってしまうらしい。 意外なのは、砥石が水の道具として紹介されていたこと。 砥石は砥粒の大きさで荒砥、中砥、仕上げ砥に分けられる。粒の細かい仕上げ砥は一丁200万とかする。 大工は「その腕は研ぎでわかる」と言われており、昔は仕上げ砥を買いに来る大工も結構いたそうだ。 井戸について。 昔、嫁取りの仲人が輿入れ先を見分けるのに、水場の遠さと井戸の深さがファクターとして用いていた。水汲みが遠いとそれだけでかなり家事が大変になるから。 最新の水道具。 消防士のインパルス銃という最新の水鉄砲は、圧縮した水を入れておいて、発射時に体積を膨張させて霧にする仕組み。一発あたり1.2Lの水を照射する。
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