金持ち父さんの投資ガイド 上級編 起業家精神から富が生まれる

ロバートキヨサキ, シャロンレクター【著】, 白根美保子, 林康史, 今尾金久【訳】

• 販売会社／発売会社: 筑摩書房
• 発売年月日: 2002/03/20
• JAN: 9784480863386

商品レビュー

2009/12/16

刺激を受ける一冊

[yoko]

投資家として、ステージアップするために必要な考え方は何か？に本書では触れています。全編を通じ「自分の考え方や価値観を知ること」「その上で考えて行動すること」の重要性が説かれ、刺激を受けるシリーズ。

2025/03/14

進み続けろ。他人ではなく、自分の懐具合を心配し、自分の夢に忠実であり続けろ。そうすれば君の夢は全て実現する。

「お金は1つの考え方（アイディア）」
世の中には古い考え方を変えることが1番難しいという人もいる。若かろうが歳をとって、ヨガ、古い考え方にしがみついている人間に新しい技を教えることはできない。

目標ははっきりしていて、シンプルできちんと文字にしたものでなければならない。文字になっていなくて、毎日見直すこともできなければ、それは本当は目標じゃない。ただの願望だ。

『お金の面でここまで可能だ』と自分が持っている現実の範囲以上にはなれない。その人の現実が変化しない限り、何も変わらない人のお金に関する現実が変わるためには、自分で背負い込んでいる恐怖心や疑いの心といった制約を自分から乗り越えようとしなくてはいけない。

「金持ちになる方法」はコインの両側にある希望、恐怖、幻想を知る必要がある。貧乏な人間の考え方から金持ちの考え方へと変える、税法と会社法を知る金持ちのままでいたかったら、支出をコントロールする力を持たなければいけない。
お金が有り余る世界が存在し得ることを理解し、税法と会社法を少し学び、支出をコントロールする。

⭐︎支出の欄から出て行くお金のうち、最終的に同じ月のうちに収入の裏に戻ってくる。お金の割合は何%か？お金を収入欄に戻す方法がわかれば、あなたは限りなく富が増える世界を見ることができ、それを作り上げることができるようになるはずだ。これが90%を作る10%の人がしていること。

肝心なのはいくら儲けられるかではなく、税金を支払う前の収入を使ってどれだけ投資できるかだ。

言葉は人類が持っている道具の中で、1番強力な道具、あるいは資産だ。なぜなら、言葉は人間の脳に影響与え、その脳が世界に関するその人の現実を作り出すからだ。

2021/05/12

『ファイナンシャル・リテラシーのレベルを一段階上げてくれる良書』

■読了時間　5時間22分
■この本をオススメする人
　・投資で生計を立てることを目指している方
　・ファイナンシャル・リテラシーを高めたい方
■感想
　『金持ち父さん・貧乏父さん』シリーズの第3弾。入門編に引き続き読了しました。

　入門編では、投資を始める前の"金持ちになるための思考法"が中心に書かれていましたが、上級編では資産を買うための資産を創り出す方法、すなわち"起業家精神を育て、大大大金持ちになるための方法"が書かれています。原作は2000年頃に執筆されたものですが、20年程経った今読んでも金言にあふれた、非常に有益な一冊であると感じました。

　入門編よりも一段階レベルはあがっているので、最低限の財務諸表の役割（PL・BSだけでも）や、法人税の概念を理解している方が、より本書の内容の理解を深めることができると思います。

　この本を読めば、投資家という仕事が決して楽なものではなく、真の投資家になるには非常に努力や経験が必要なことがわかります。小手先の投資テクニックを求めている方には全く役に立つ内容ではありませんが、この本に書いてあることが理解できる方にとっては、あなたのファイナンシャル・リテラシーを一段階上のレベルに引き上げてくれる良書であると思います。