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失われた時を求めて(7) 第4篇 ソドムとゴモラ2 ちくま文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 1993/04/24 |
| JAN | 9784480027276 |

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失われた時を求めて(7)
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商品レビュー
4.3
3件のお客様レビュー
相変わらずシャルリュス氏は下降線を辿り気に入った男に振り回される。地位も教養もあるしピアノも弾けるのに。話者のアルベルチーヌへの気持ちの動きはよく理解できない。手に入れられなくなると惜しくなるような感じ? 第二章つづき シャルリュス氏とモレルの偶然の出会いとわしゃとモレルの再...
相変わらずシャルリュス氏は下降線を辿り気に入った男に振り回される。地位も教養もあるしピアノも弾けるのに。話者のアルベルチーヌへの気持ちの動きはよく理解できない。手に入れられなくなると惜しくなるような感じ? 第二章つづき シャルリュス氏とモレルの偶然の出会いとわしゃとモレルの再会。モレルは叔父の使用人の息子だったがバイオリニストになって軍楽隊所属。 ラ・ラスプリエールでのヴェルデュラン夫人の夜会。軽便鉄道でメンバーが集まる。古顔のコタール夫妻、ブリショのウンチク、イビられるサニエット、彫刻家のスキー。シャルリュス氏とモレルも現れる。モレルは話者に自分の出自の事をごまかすように頼む。 カンブルメール家の人々も参加する。ヴェルデュラン氏はシャルリュス氏の位を理解しておらず間違ってカンブルメール家の方を持ち上げる。 第三章 ヴェルデュランとカンブルメールの確執と断絶。 シャルリュス氏の男漁りとモレルからの手ひどい扱い。 話者とアルベルチーヌは自動車を乗り回す。 やがてシーズンは変わるが、軽便鉄道の駅ひとつひとつはそこから乗り込む人達や自然の光の移ろいを話者に示す。最初にバルベックに来たときの印象とは変わり、ひとつ一つの駅に人々の顔や生活が浮かぶ。急にアルベルチーヌとの結婚を考えられなくなる。 第四章 アルベルチーヌとの結婚を取りやめると母に宣言する。しかしアルベルチーヌとヴァントゥイユの音楽について話すとアルベルチーヌがヴァントゥイユの娘とその友達と繋がっていて船で旅行に行く計画であることを知る。それはモンジューヴァンでのヴァントゥイユの娘とその友達の姿を思い出させ、話者はアルベルチーヌをゴモラの世界から引き戻したくなりアルベルチーヌとパリに戻って結婚することを改めて母に宣言する。
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この巻のラストではすぐに女性を好きになっては、一人で悩んでウジウジしていた主人公がアルベチーヌとの結婚を決意するところで終っています。この主人公みたいな人が近くにいたら正直かなりめんどくさいだろうなぁ、と思いながら読んでいました。 作者のマルセル・プルーストはこの第四篇を書き終え...
この巻のラストではすぐに女性を好きになっては、一人で悩んでウジウジしていた主人公がアルベチーヌとの結婚を決意するところで終っています。この主人公みたいな人が近くにいたら正直かなりめんどくさいだろうなぁ、と思いながら読んでいました。 作者のマルセル・プルーストはこの第四篇を書き終えた時点で死去したらしく、残りの三篇は弟たちが残された原稿から編集したらしい。残り三篇は各一冊づつで終了するが、手元にある第8巻のヴォリュームに少しゾッとしています。
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バルベックでの避暑期間をアルベルチーヌと過ごす話者は、同じく当地に滞在しているヴェルデュラン夫人のサロンの常連となる。サロンのメンバーを自分の元に縛りつけることに執心するヴェルデュラン夫人の振る舞いの残酷さもさることながら、彼女に屋敷を貸したカンブルメール侯爵夫人の優越を保とうと...
バルベックでの避暑期間をアルベルチーヌと過ごす話者は、同じく当地に滞在しているヴェルデュラン夫人のサロンの常連となる。サロンのメンバーを自分の元に縛りつけることに執心するヴェルデュラン夫人の振る舞いの残酷さもさることながら、彼女に屋敷を貸したカンブルメール侯爵夫人の優越を保とうとする態度、同じくサロンの常連となったシャルリュス男爵のモレルに対する執心とそのモレルの男爵に対する酷薄さなど、欲望や野心に彩られた人々の身勝手な態度や行動が赤裸々に描かれる。 当地で繰り広げられるそうした駆け引き含みの社交の中で、話者は彼らとは精神的にやや距離を置きながら、アルベルチーヌの時間を占有しドライブなどを楽しむ日々を送り、やがてアルベルチーヌとの時間にも面白みを見出さなくなる。しかし、ふとしたことで話者がよく知るゴモラの女(第一篇での出来事がここで回収される!)と彼女が「親友」関係にあることを知って衝撃を受け、自らが手を引けば悪徳の中へ逃げ去っていくであろう彼女を手放すことができなくなり、結婚を決意する。 話者のその思いは愛と言えるのか、他の登場人物たちの様々な執着の醜さが話者の執着とも響き合うが、己の執着に苦しむ話者のその苦しみ自体は、恋の、そして誰しもが望む人との繋がりの、一つの真実な側面であり、憐憫めいた共感を覚える。(2026年1月24日 再読了) ---------------------------------------- 文庫10冊シリーズの第7巻。話者の周りでますます色濃くなっていく「ソドム」と「ゴモラ」の存在、バルベックもこの作品に初めて出てきた時とはかなり印象を違えたものとして描かれます。避暑地の退屈な社交、アルベルチーヌとの悦楽的な交流、時々先取りしてほのめかされる「この後」に起きる事件の影…話者含め、くどい人物盛り沢山で話の展開もかなりくどい。人間が持つ俗っぽさが容赦なく暴かれていて、息苦しいほどです。完結編へ向けて、この調子で煮詰まっていくのかな?(2007年8月20日 読了)
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