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ゴシックとは何か 大聖堂の精神史 ちくま学芸文庫
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ゴシックとは何か 大聖堂の精神史 ちくま学芸文庫

酒井健【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/筑摩書房
発売年月日 2006/05/12
JAN 9784480089809

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商品レビュー

4.4

12件のお客様レビュー

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2024/01/20

ハリポタ、メガテン、これらの自分が楽しんでいた小説や映画、マンガなどのカルチャー、イギリスを始めた西欧の歴史、キリスト教、全てを説明してくれる、全てを繋いでくれる至高の一冊。 大きな時間の流れ、死と再生、大地の力強さ。 このダイナミズムを表現しているものこそがゴシック建築である。...

ハリポタ、メガテン、これらの自分が楽しんでいた小説や映画、マンガなどのカルチャー、イギリスを始めた西欧の歴史、キリスト教、全てを説明してくれる、全てを繋いでくれる至高の一冊。 大きな時間の流れ、死と再生、大地の力強さ。 このダイナミズムを表現しているものこそがゴシック建築である。 この本を読むことでまさに時間の流れを追体験することができる。

Posted by ブクログ

2021/12/11

ヨーロッパに旅行に行く前に読みたかった。『ノートルダムの鐘』に対する理解も深まった。 概要を記す。 自然信仰を心に残す農民たちが森林のよすがとして都市にゴシックの聖堂を求めた。堂内に居並ぶ石柱やアーチは森林の形象化である。 ノートル・ダム(「我らの女主人」の意)はマリア信仰に由...

ヨーロッパに旅行に行く前に読みたかった。『ノートルダムの鐘』に対する理解も深まった。 概要を記す。 自然信仰を心に残す農民たちが森林のよすがとして都市にゴシックの聖堂を求めた。堂内に居並ぶ石柱やアーチは森林の形象化である。 ノートル・ダム(「我らの女主人」の意)はマリア信仰に由来する。古くからの共同体から切り離され、都市で生活するようになった人々には普遍的な地母神が必要だった。教会側も異教の信仰形態をキリスト教のうちに包摂し、各種の地母神をキリスト教内の聖母マリアに結び付けた。 自然は清純な聖性(誕生・救済)、不浄な聖性(破壊・死)を持つ。物を作り、保存する、物のような人間にっとって、より根源的な聖性は「最大の他者」たる死と破壊である。ゴシック聖堂は自然の聖性をよく表している。この時代にあって、堂内の磔刑のイエス像も死のイメージを色濃くまとうようになり、まるで異教の神々に捧げられた生贄のような姿になっていく。 ゴシックの聖堂に集った人々(ほとんどが文盲)は建築物や儀式をメディアにして、不浄な聖性を前に死すべき人間として深い共同性を得た。 教会は異教に対する信仰を巧みにキリスト教に対する信仰にすり替えた。犠牲に対し感謝を求め、畏怖を愛へと転換していった。 この後、資本の集積、集権化としての聖堂建築やゴシックの流行り廃りが語られる。ゴシックの精神性について述べられた第一章が1番面白かった。

Posted by ブクログ

2021/04/02

文庫版で付け加えられたガウディについての記述があって、本書は初めてきちんとした幕を閉じることができたと思う。同じ著者の後続の『魂の思想史』『ロマネスクとは何か』と通底する、合理的なものに対抗する、制御不能な横溢する生命力への関心に溢れている。

Posted by ブクログ

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