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学問の力 NTT出版ライブラリーレゾナント
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | NTT出版/NTT出版 |
発売年月日 | 2006/04/27 |
JAN | 9784757141353 |
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学問の力
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商品レビュー
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進歩主義的な人生との向き合い方を根本的に見直すきっかけになる。 『人との出逢いも、本との向き合い方も、描く未来も、そして突然のように亡った妻への想いも、もう一度自分が育み、身に纏ってきた、日本的文化というもののなかをぐぐらせて、新たな“形”としよう。』 そう自らに誓わせてく...
進歩主義的な人生との向き合い方を根本的に見直すきっかけになる。 『人との出逢いも、本との向き合い方も、描く未来も、そして突然のように亡った妻への想いも、もう一度自分が育み、身に纏ってきた、日本的文化というもののなかをぐぐらせて、新たな“形”としよう。』 そう自らに誓わせてくれた重くて、深い一冊だった。 日本が重症化しかけた頃に書かれた本だけど、こうやってもうその頃から十数年経過した今から、戦後の日本を振り返ると、時代時代のなかで、日本の揺れ動く姿を、日本の文化を纏いながら憂い、行動を起こしてきた人たちの姿が澄みやかに浮かんでくる。 この流れに必死に抗ってきた人たちが確かにいたに違いないのだ。
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学問の話は前半だけで、後半は保守思想の話。が、人文・社会科学のグローバル化には反対の立場であり、ドメスティックな観点からしか論じる事ができないのであれば、前後半はつながっているのだろう。本著は「語りおろし」らしく大学院生数名相手の講義の文字おこしのようなので、内容的な精査はされて...
学問の話は前半だけで、後半は保守思想の話。が、人文・社会科学のグローバル化には反対の立場であり、ドメスティックな観点からしか論じる事ができないのであれば、前後半はつながっているのだろう。本著は「語りおろし」らしく大学院生数名相手の講義の文字おこしのようなので、内容的な精査はされていないようだが、反理性を唱えるあまり「人間が学問をし、知識を身につけ合理的になればなるほど堕落している」と題名批判になってしまっているのはいかがなものか。とは言え、20数年ぶりぐらいの佐伯啓思だったが、流石に読み応えがあった。西部邁亡き後、保守思想をリードしていくのはこの人なのだろう。ちなみに、著者曰く、思想的な現出順序は、自由主義→社会主義→保守主義らしく、社会主義の没落により本来は自由主義と保守主義が対立するらしいが、現実政治は学術通りには展開しないので思想的混乱は起きるのは仕方ないかな。
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本書のタイトルはともかく、ものの考え方、思想の背景のようなものが少し分かったような気がします。現在アメリカで力を持っているのが、新保守主義(ネオコン)と言われる考え方のようですが、保守主義と言いながら、市場主義、自由主義、個人主義、能力主義、成果主義など、保守という言葉と合いいれ...
本書のタイトルはともかく、ものの考え方、思想の背景のようなものが少し分かったような気がします。現在アメリカで力を持っているのが、新保守主義(ネオコン)と言われる考え方のようですが、保守主義と言いながら、市場主義、自由主義、個人主義、能力主義、成果主義など、保守という言葉と合いいれないような気がしていました。その原因の一つがアメリカの歴史をちゃんと考えていないというところにあります。アメリカはもともと建国の精神が個人主義、自由主義というところにあったはずです。その中での保守なのです。日本とはよってたつ背景が異なるのです。だから、日本の保守とアメリカの保守という言葉をいっしょにしてしまうところに無理があります。歴史をしっかり勉強し、その文化の背景をよく知った上で議論しないと、変なことになってしまいます。日本がもともと持っている文化として、たとえば「もったいない」という意識とか、家族や身内を大切にする考え方など、現在だんだん薄れてきてしまっているけれど、残して行きたいものがあります。武士道もその一つでしょう。また少し勉強をしないといけません。(最近文庫になっていますが、「買わないと」と一瞬思い、「いや待て、これ持ってる」と思いとどまりました。)
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