1,800円以上の注文で送料無料

論争 格差社会 文春新書
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 新書
  • 1226-12-01

論争 格差社会 文春新書

文春新書編集部【編】

追加する に追加する

論争 格差社会 文春新書

定価 ¥825

220 定価より605円(73%)おトク

獲得ポイント2P

在庫わずか ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

2/20(木)~2/25(火)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/文藝春秋
発売年月日 2006/08/20
JAN 9784166605224

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

2/20(木)~2/25(火)

論争 格差社会

¥220

在庫わずか
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

3.4

12件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/10/27

題名には「論争」とあるが、20年程度前に出された論文集。そもそも「格差社会」っていつごろから叫ばれ始めたんだろうという疑問もあるが、データ的には1980年代から格差は広がり始め、その原因は高齢化にあるのこと。

Posted by ブクログ

2018/10/08

文芸春秋によるオムニバス形式の格差社会論集。論文や対談などを織り交ぜて、異なる立場で様々な論者が、今やブームともいえる格差について論じている。出版界では、同類のテーマは「売れる」テーマであり、刺激的なタイトルをつけた新書などが雨後の筍の如く次々に出版され、おおくのベストセラーが生...

文芸春秋によるオムニバス形式の格差社会論集。論文や対談などを織り交ぜて、異なる立場で様々な論者が、今やブームともいえる格差について論じている。出版界では、同類のテーマは「売れる」テーマであり、刺激的なタイトルをつけた新書などが雨後の筍の如く次々に出版され、おおくのベストセラーが生まれている。著者によって様々なスタンスがあり論点も異なっている。こうした多用な議論を一冊の本に簡潔にまとめたという点で、本書は時間節約にもなり主要な論者がどういう立場をとっているかということ知る上でも便利であり。 いくつかの主張についてはかなり偏った考えにもとづいたものもあり読むに堪えないようなものもあるが、日ごろ自分の考えている視点とは逆の考え方を知ることで、自身の支持する主張・論点をより多面的に理解できる。森永卓郎などの、失笑してしいまうような大衆迎合的な主張をあえて一冊の本で読むことは時間とエネルギーの無駄であるため、このような短い対談などでその考え方の稚拙さを改めて確認できるのは、効率的である。 様々な論点・視点あるものの、格差というものについて真っ向から存在を否定するという立場を採っている論者はさすがにいない。 社会学のバックグラウンドを持つ論者、臨床医学の論者、経済学の論者では当然、視点も異なるが、大きく分けて、論点は以下のくくりに分けることができよう。 近年格差が拡大しているvs格差というものはこれまでも存在した 小泉改革により格差は拡大したvsそうではない 格差は是正すべきであるvs格差は是認すべである 当然、資本主義を国の経済システムの根幹として取り入れている日本においては、共産主義的な格差のない社会は現実的ではない。また、グローバル化が進展する中で、単純労働が国際的なコスト競争にさらさえる中で、これまで賃金低下圧力がなかった産業にもそれが降りかかってくる。下流層の所得低下はグローバル化という抵抗しようのないトレンドによってもたらされているのであり、これを一政権の政策の結果にもとめるのは議論が単純すぎる話である。 また、格差の是非についても格差の開きすぎは社会を不安定にする懸念があるためある程度の歯止めが必要であると思えるが、一方で格差があるからこそ人は勤労の意欲を持ち、より創造的な活動をするのである。努力や創意工夫が、それをしない場合と同じ結果をもたらすのであれば、それをおこなう動機付けがなされない。社会主義が崩壊したのは、いろいろな側面から論じることが出来、一つの要因だけで語ることはできないが、一つ言えることは、世界全体の価値創造の基盤が工業から知識へと変遷したことである。物質的な生産を目的として工業は、対象として管理が可能である。しかし、知識による創造は管理することで成し遂げられる類のものではない。資本主義を基盤とする社会システムであれば、この先の未来においてはなおさらの事、知識による価値創造が必要である。これに向かって人々を動機付けるのは、結果としてやらなかったときと比べて、やったほうが利得が生じるという社会であり、格差はその結果として否定することはできないのである。

Posted by ブクログ

2015/07/02

 格差社会に対して多元的な視点の論文、鼎談などが集められている。敢えて文春としての主張を放棄し、読者に是非を考えさせる狙いは良い。ここでの対立点は、2点。 ①そもそも格差は拡大しているのか? ②格差は是正すべきものなのか?  個人的な意見はこうだ。自分の才能や努力に基づく所得格...

 格差社会に対して多元的な視点の論文、鼎談などが集められている。敢えて文春としての主張を放棄し、読者に是非を考えさせる狙いは良い。ここでの対立点は、2点。 ①そもそも格差は拡大しているのか? ②格差は是正すべきものなのか?  個人的な意見はこうだ。自分の才能や努力に基づく所得格差は容認されるべきだが、親の資産を受け継ぐ資産格差は大衆の理解が得られない。またピケティではないが、資産格差のみを取り上げるなら、格差は拡大しているように思われる。いつも格差の話では(意図的かどうかは知らないが)所得格差と資産格差がいっしょくたに語られるが、分けて考えるべき問題だと思う。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す