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真説宮本武蔵 新装版 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社/講談社 |
発売年月日 | 2006/04/13 |
JAN | 9784062753715 |
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真説宮本武蔵 新装版
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商品レビュー
3.5
9件のお客様レビュー
▼表題作をはじめとして戦国〜江戸の剣客を扱った短編集。 ▼特に表題作は、司馬さんらしく『地の文』も多用するスタイルで、小説というか考察と想像というか。武蔵と千葉周作を比べて、要は「フィジカルのあまりにも個人の技量に特化したスタイルの剣術だから、商売としての剣術教授には全く向かな...
▼表題作をはじめとして戦国〜江戸の剣客を扱った短編集。 ▼特に表題作は、司馬さんらしく『地の文』も多用するスタイルで、小説というか考察と想像というか。武蔵と千葉周作を比べて、要は「フィジカルのあまりにも個人の技量に特化したスタイルの剣術だから、商売としての剣術教授には全く向かないし、ましてやそれで一軍を率いるポジションにはつけない」というような、そりゃそうだよなという論に導かれてしまう。相変わらずうまい。おもしろい。 ▼千葉周作を扱った短編は、ここから「北斗の人」になったんだろうなあと。それなりにギラギラもした人として描いているけれど、やはり残した指導法が合理的だったというポイントが大事なんだろうな、と。司馬さんは基本ベース、戦いのおける合理性、が、お好き。
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※このレビューにはネタバレを含みます
宮本武蔵の話を含む、6話を収録した短編集。 ・真説宮本武蔵 宮本武蔵の最大の武器は、相手の強弱を見抜く力。勝てると踏んだ相手としか勝負をしなかった。また、オーラとも言うべき気力が凄まじく、恵まれた膂力に支えられた2刀流も相まって、後世に受け継げる人が出なかった。 ・京の剣客 武蔵の生きた時代に京で兵法家として名を馳せた吉岡家にまつわる話。通称憲法様。兄弟がおり、兄が「兵法はなんのためにあるのか」について考える一方、弟は技を磨くのみに集中していった。ある日、武蔵が勝負を吉岡家に申し込む。兄弟どちらが勝負をするかという話になり、弟は自分が受けたいと主張したが、気力の差を兄に見せつけられ、兄が勝負をすることになった。武蔵との勝敗は引き分けとなっているが、武蔵の額に傷がついたと言う説もある。 ・千葉周作 北辰一刀流の創設者。合理的思考力を持つ男で、誰が習っても再現可能な刀術を作るという思想で考案しているため、非常に普及した。上州土着の念流から次々と門人を引き抜いて行ったため、伊香保での大きな騒動に発展した。晩年は江戸で道場を開き、学塾に隣接していたこともあり、幕末の志士を多く輩出した。 ・上総の剣客 森要蔵、通称「おだやかさま」にまつわる話。普段は穏やかが口癖のような穏やかな人だが、剣について思うことがあると人が変わってしまう。修行のたびに離婚することが幾たびもあった。政治には全く興味がなかったが、晩年は会津にて息子寅雄とともに官軍と戦った。戦いざまは凄まじく、板垣退助も生捕を命じたほどであった。しかし手に負えず、最終的に射殺された。 ・越後の刀 名刀初代兼光にまつわる話。この刀は大阪城落城のとき、豊臣秀頼の介錯刀であった。一両筒をも断ち切ったという逸話がある。兼光を持つものの周辺で兼光をめぐる死闘が起こるあたり、刀自らが斬らずとも切らるる者が発生してしまう恐ろしさがある。 ・奇妙な剣客 ピレネー山脈周辺出生のバスク人ユイズにまつわる話。バスク人は東洋人、特に日本人と似るところがあり、さらに、バスク語も日本語と似るところがある。それに惹かれ、バスク人は日本に来る節があった。剣に自信のあるユイズは日本の肥前平戸にやってくるが、最終的には武士甚三郎に斬られてしまう。
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理を追求し広がりをみせた伊藤一刀斎の一刀流に対し、天才武蔵にしか扱えず広がりを逸した二天一流。人間臭い武蔵にとってそれは天才であるが故の不幸だったのかも。久しぶりに司馬遼作品を堪能した。
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