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李白の月 ちくま文庫
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李白の月 ちくま文庫

南伸坊【著】

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李白の月 ちくま文庫

定価 ¥726

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/筑摩書房
発売年月日 2006/04/12
JAN 9784480420350

李白の月

¥660

商品レビュー

4.5

4件のお客様レビュー

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2025/05/05

中国の不思議な話をシンボー風にアレンジ。謎が謎のままで終わるのも魅力的。たとえば、 目のまえに、自分が寝ていた。撫でてやったら、消えてしまって……とか、耳のなかにいた小人が外に出てきたが、大きな音に驚いてどこかに遁走してしまい、そのあと……とか。あるいは、自分の体から抜け出た魂は...

中国の不思議な話をシンボー風にアレンジ。謎が謎のままで終わるのも魅力的。たとえば、 目のまえに、自分が寝ていた。撫でてやったら、消えてしまって……とか、耳のなかにいた小人が外に出てきたが、大きな音に驚いてどこかに遁走してしまい、そのあと……とか。あるいは、自分の体から抜け出た魂はヒキガエルの形をしていた……とか。この最後の話では、魂の形についてのシンボー流の深遠な考察が加えられている。 こうした話が17話。シンボー老師は「あとがき」のなかで、「支那」という呼称に郷愁と色気を感じると書いている。確かに、どの話も、みなどこか懐かしく、そしてどこか色っぽい。

Posted by ブクログ

2015/11/23

「だからなんだ!」っと言われると。 「ごめんなさい…」と言うしかない本です。にやにやしながら。 うーん。何の役にも、立ちませんね(笑)。読書の快楽以外。 自己啓発本、経済本、ビジネス本、娯楽マンガなどの、対極の極北。というか…欄外に位置する素敵な本です。 読書会の課題図書。 ち...

「だからなんだ!」っと言われると。 「ごめんなさい…」と言うしかない本です。にやにやしながら。 うーん。何の役にも、立ちませんね(笑)。読書の快楽以外。 自己啓発本、経済本、ビジネス本、娯楽マンガなどの、対極の極北。というか…欄外に位置する素敵な本です。 読書会の課題図書。 ちくま文庫は、大好きです。 本が好きな人が作ってるんだろうなあ、と思わせてくれます。 まず、予算が無さそうです(笑)。ベストセラー必至の最新流行作家の本、流行のタレント本なんか、ゼッタイありません。 で、予算が無い中で作る訳ですから、本が好きな人が作ってるんだろうなあ、と思います。 過去に別の出版社で絶版になった本を発掘してきたり。 本屋さんに行くと、必ずチェックしちゃうのが、「ちくま文庫がどれくらいあるか」。 ちょっと思い浮かべても、 「續明暗/水村美苗」 「鞍馬天狗のおじさんは/竹中労」 「小津好み/中野翠」 など、ちくま文庫のおかげで巡り合った大好きな本が枚挙に暇がありません。 さまざまな好みに対応できる振れ幅もありそうです。 これが漫画だとなおのことになって。 「しんきらり/やまだ紫」「性悪猫/やまだ紫」「るきさん/高野文子」などなど… そんなちくま文庫らしい一冊。 同じ趣向の本「仙人の壺」を南伸坊さんは出していて、これは姉妹篇の2冊目らしいですね。 中国の昔々から伝わる、「なんだか奇妙なオハナシ」というのを集めて、南さんが漫画化して、蛇足と謙遜している小文解説をつけました、という内容。 マイナー漫画雑誌に掲載されていたものだそうです。 これがまた、なんとも。 山なし、落ちなし、意味が…少なくとも簡単には見つからない(笑)。 僕が好きだった2編を上げると。 ●「李白掴月」酒の好きな詩人・李白が、川に船を浮かべて酒を飲んでいた。月がきれいだった。飲んで飲んで、李白は浮かんで月をつかみにいった…(終わり) ●「魂の形」ある人が、「誰かが俺の魂を抜いてった」という。魂が見える。亡者が見える、という。周りはそんなものは見えない。そしたら、その人はすぐに死んでしまった(終わり) みたいなことです(笑)。 いやまあ、ニンゲンの無意識とか自意識とか、そういう論で楽しむこともできるんですが、 そういう余地を残しつつも、そこまで追求しない淡泊な味わい。 いやあ、これがなんだかぬるま湯の愉しさですね。南伸坊さんの絵がステキ。 この手の怪奇不思議物語の魅力というのはあります。 手塚治虫さんも、「聊斎志異」は何本か漫画にしています。 でも、手塚さんがやると、やっぱりそこにドラマ性とか、不可思議の中のテーマ性みたいなことがにじみ出てくるんですね。 そういうのが、一切ありません(笑)。 なーんのこともなくふわーんと読んで愉しみました。 南伸坊さんていうのは。内田百閒さんとか、夏目房之助さんとか、水木しげるさんとか、天野祐吉さんとか、まあそういう系列にあって。 ある意味、東海林さだおさんとか、一時期の椎名誠さんとかもなんですけど、 基本的にどうでもいいことを取り上げて、それがどうでもいいように見えて、実は意外と深い意味を持ったりしない(笑)。…ということにある意味、すごく意味があるというか。 そういう意味でとっても「ちくま文庫らしい作家だよなあ」となんだかにやにやしてしまいました。 あまり自分の狭い好みには入ってこない領域なので、こういうのを知れるのは、読書会の愉しさだなあ、と。 薄くって、それも素敵。 これが800頁とかあったら、ちょっと困っちゃいますけどね…。

Posted by ブクログ

2012/10/10

奇妙とも奇怪とも違う、これはまさしくヘンテコ。 そういえば六朝の志怪小説ってどことなくトマソンの佇まいに似ている気が… 予兆や前兆の記録という本来の目的が見失われて、今やただシュールな雰囲気を放ってるところなんてまさに純粋階段(?) でも、考え出すと案外コワいですよ。

Posted by ブクログ