![人にはどれだけの土地がいるか](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001547/0015478281LL.jpg)
- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 児童書
- 1205-01-04
人にはどれだけの土地がいるか
![人にはどれだけの土地がいるか](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001547/0015478281LL.jpg)
定価 ¥1,650
1,485円 定価より165円(9%)おトク
獲得ポイント13P
残り1点 ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送
![](/library/dummy/img-pickUp01.jpg)
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
2/22(土)~2/27(木)
![](https://content.bookoff.co.jp/assets/images/banner/campaign/limited/blank-750-120.png)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | いのちのことば社フォレストブックス/いのちのことば社フォレストブックス |
発売年月日 | 2006/04/25 |
JAN | 9784264024378 |
![](https://content.bookoff.co.jp/assets/images/banner/campaign/limited/blank-680-160.png)
![](/library/dummy/img-pickUp01.jpg)
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
2/22(土)~2/27(木)
- 書籍
- 児童書
人にはどれだけの土地がいるか
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
人にはどれだけの土地がいるか
¥1,485
残り1点
ご注文はお早めに
商品レビュー
4
8件のお客様レビュー
本書は、トルストイの短編小説(1886年)を原作とし、柳川茂さんの文章と小林豊さんの絵が、より親しみやすさを与えてくれる絵本ではあるが、物語の最後に聖書の言葉が引用されているように、絵本の楽しさというよりは、人間の心に潜む悪魔の怖さを思い知らされる点に、改めて人生とは何なのかを...
本書は、トルストイの短編小説(1886年)を原作とし、柳川茂さんの文章と小林豊さんの絵が、より親しみやすさを与えてくれる絵本ではあるが、物語の最後に聖書の言葉が引用されているように、絵本の楽しさというよりは、人間の心に潜む悪魔の怖さを思い知らされる点に、改めて人生とは何なのかを考えさせてくれる作品です。 自分の土地の必要云々は、私には全く無縁の世界ではあるけれども、それでも人間の、「思いの外、簡単に手に入るものなんだな」と感じた瞬間、更なる欲望を満たすために、たがが外れた時の怖さというのは、土地に限らず、他の事にも当て嵌まりそうに思われて、それを繰り返していく内に、やがては自分自身のキャパシティを超えていたことにすら気付かない、それは自分自身を見失ったということにもなるのではと感じられた時点で、自分の人生なのに、それを自ら持て余している、何とも悲しくてやるせない末路にならないように、それではどうすればいいのだろうと考えたところ、本書の展開で気になる点を発見した。 それについて、途中からは自らの欲望の赴くままとなったものの、実は最初のきっかけは、他人の言動によって何かしらの負の感情を抱いてしまったことであり、例えば、いちばん最初に土地を買おうと思ったきっかけとなったのは、嫁の姉の一言の、「でも、いくらえらそうなことを言ったって、自分の土地じゃないんでしょ」に、彼の最も気にしている点を突かれたからであり、その前は「自分で土地をたがやして作物をつくる生活ほど、やりがいがあるものはないぞ」と、得意気に言っていたのに、人間とはなんて繊細で移ろいやすい生き物なのだろうと感じられたものの、では後に彼がそうなったのは全て嫁の姉のせいなのかというと、私はそうとも思えないのである。 小林豊さんの、どこまでも広い素朴な自然の美しさにセピア色を被せたような絵には、どこか哀愁を掻き立てさせながらも、その全ての栄光は遠い過去の日の出来事だったと思わせるものもあって切なさが漂い、彼も最初は、ささやかな幸せを否定されたような無念さで土地を購入して、妻と頑張って豊かな生活を手に入れたまでは良かったが、その後もまた別の出来事によって、新たな負の感情を発現させてしまい、そこには悪魔の魂胆によって彼が決断してしまったこともあるのだろうが、おそらく悪魔が存在しなくても、彼の中に住み続ける別の悪魔が、彼をそのような人生に駆り立ててしまったのだと思わせるものもあった、それは理由はどうあれ、彼自身の決断に他ならないのと共に、彼の人間性が知らず知らずの内に変貌しつつあったことに、自ら気付かない恐ろしさでもあり、身の程を知るとはよく言ったものだが、改めて、自分を見失わないことの難しさと大切さを思い知る。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
〝ある村に、パホ-ムという名の農夫がいました。 パホ-ムは働き者で、毎朝、夜明けとともに畑に立っていました。 ある日、町で暮らす奥さんの姉さんが来て「よくこんな暮らしをしているわね。町ではお金さえ出せば、何だって自分のものになるのよ」 奥さんは、畑仕事がどれほど楽しいか話します。 「でも、幾ら偉そうなこと言ったって、自分の土地じゃないんでしょ」・・・パホ-ムの一番気にしていることを言われ、「そうだ、自分の土地だと、もっとやり甲斐がある。 土地さえあれば、何だって怖くない。悪魔だって・・・」 悪魔がこっそり、それを聞いていたことをパホ-ムは知りませんでした・・・〟文豪トルストイ原作の“人間のとどまることを知らぬ欲望と野心”を諫めた、ロシアのある地方に伝わる民話を絵本化。 土地(領土)の拡大を巡る争いは、人類の歴史が始まって以来、今日も絶え間なく続いている・・・。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
なんとトルストイの短編を絵本にしたもの。教訓として結末は見えていたものの、最後の頁のひとことに考えさせられてしまった。生きるために必要なものは何なのだろう、と。禅宗の言葉「知足充実」を大事にしたいとあらためて思った次第。
Posted by