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漢文の話 ちくま学芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房/筑摩書房 |
発売年月日 | 2006/10/10 |
JAN | 9784480090270 |
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第二章「漢文を読む心得のはじめ」が面白かった。 「二つの漢文ノイローゼ」からの脱却を説く。 まず一つ。見慣れない漢字がいっぱい出てくること。 これは辞書をいちいち引かなくても、意味はつかめるとのこと。 漢文に常用される漢字は五千程度であるとの指摘にもびっくり。 もう一つのノイ...
第二章「漢文を読む心得のはじめ」が面白かった。 「二つの漢文ノイローゼ」からの脱却を説く。 まず一つ。見慣れない漢字がいっぱい出てくること。 これは辞書をいちいち引かなくても、意味はつかめるとのこと。 漢文に常用される漢字は五千程度であるとの指摘にもびっくり。 もう一つのノイローゼは、「漢文は古典だ」で、文法がやっかいだと思われていること。 これについては、漢文は文章語として簡潔な形に洗練されていて、テンスも係り結びもない、と言う。 ということで、第三章以降は、訓読法の話、漢文の文章語としての性質へと続く。 「漢文は文章語として完成されていて、時代による変化は少ない」という話、どこかで聞いたような・・・と思っていたら、そのはず。 直前に読んだ『中国名文選』の著者、興膳宏は吉川のお弟子さんだ。 見事に師匠の教えが継承されているということか。 そう思って「下編」を見ると、何となく二つの本のテイストが似ているような気がする。
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これまた、有名な先生の書かれた書籍です。 四書五経を中心に、漢文の基本がわかりやすく書かれているよ!! しかし、わかりやすくといっても、やっぱり漢文を勉強しようと言いう、意欲ある初心者向けだから、ちょっと難しいですわ。 …正直、面白いんですがやっぱり眠くなるー
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去年10月に再版となったもの。これ、修士1回生の時に読んでいたかったなぁ。紀要などでは吉川先生の論考を拝読したこともありましたが、実際、全集には手を出していなかったのです(あまりにも大部なので逃げていた)。これは初学に向けた本なので、読み安さはこの上ないし、非常に簡潔な文体でかか...
去年10月に再版となったもの。これ、修士1回生の時に読んでいたかったなぁ。紀要などでは吉川先生の論考を拝読したこともありましたが、実際、全集には手を出していなかったのです(あまりにも大部なので逃げていた)。これは初学に向けた本なので、読み安さはこの上ないし、非常に簡潔な文体でかかれており、要点が的確。漢文って面白そうじゃん?と人々に思わせるだけの力強さがある。高校の漢文授業でも、初回はこれを読んできなさい、と言えばいいんじゃないかと思う。
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