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ネジ式ザゼツキー 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社/講談社 |
発売年月日 | 2006/10/13 |
JAN | 9784062755320 |
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ネジ式ザゼツキー
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商品レビュー
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端的に言うと「眩暈」…
端的に言うと「眩暈」の21世紀Ver.である。とある人間のものした文章に目を留めた御手洗潔がそこから驚くべき真実を導き出す、というパターン。全体的な構成も「眩暈」に準じている。模倣というよりむしろこういうパターンが島田荘司の「幻想的な謎」を表出する手段として最も有効的なものの一つ...
端的に言うと「眩暈」の21世紀Ver.である。とある人間のものした文章に目を留めた御手洗潔がそこから驚くべき真実を導き出す、というパターン。全体的な構成も「眩暈」に準じている。模倣というよりむしろこういうパターンが島田荘司の「幻想的な謎」を表出する手段として最も有効的なものの一つなのだと思う。 本作が異色なのは、シリーズを通して初めて「御手洗潔の一人称視点」が登場することだろう。それに加えて御手洗氏はウプサラ大教授、もはや名探偵という風情は無い。研究者として特殊な症例に遭遇する、という雰囲
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17年ぶりの再読。 面白い。作中の『タンジール蜜柑共和国への帰還』という小説はそれだけでファンタジー小説として読んでも面白い。 そのファンタジーとしか思えない小説が現実に起きたことを綴ったものだと解き明かしするくだりは読んでいて感心してしまった。 今回は石岡のポジションが研究者の...
17年ぶりの再読。 面白い。作中の『タンジール蜜柑共和国への帰還』という小説はそれだけでファンタジー小説として読んでも面白い。 そのファンタジーとしか思えない小説が現実に起きたことを綴ったものだと解き明かしするくだりは読んでいて感心してしまった。 今回は石岡のポジションが研究者のハインリッヒだが、彼とのやり取りも微笑ましかった。 海外での御手洗さんのほうが日本でいるより感情の吐露が素直な気がする。海外の水が合うんだなぁと思う。 やっぱり御手洗さん、好きだなぁ。
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個室にいるのに壮大なスケール!! こんな小説が好き!!!( ♡Д♡) 御手洗潔シリーズ第19弾! 19(°д° )!! シリーズは約30作程あるらしいので、桁が違いますね…。 さすがです。 記憶がなくなる障害を持つエゴン。 彼が書いた童話『タンジール蜜柑共和...
個室にいるのに壮大なスケール!! こんな小説が好き!!!( ♡Д♡) 御手洗潔シリーズ第19弾! 19(°д° )!! シリーズは約30作程あるらしいので、桁が違いますね…。 さすがです。 記憶がなくなる障害を持つエゴン。 彼が書いた童話『タンジール蜜柑共和国への帰還』 童話は、足が車輪の熊や右腕のない少女、妖精などが大きな木に住んでいる世界の話。 奇妙な世界観の物語から、エゴンの記憶に纏わるヒントが隠されている。 御手洗潔が真相を推理する——。 御手洗潔の推理、とても丁寧だと感じました。(`•∀•´)✧ 友人のハインリッヒと共に、順序立てて考察を繰り広げ、あらゆる国で起きた事件や事故と照らし合わせ推理していく。 知識量が半端ないです( °-° ) 作中でもハインリッヒが言っていましたが、一室にいるのに、世界中を旅した気分になります。 エゴンの記憶の障害は、映画『メメント』を彷彿とさせる症状。 ふとした瞬間〜翌日には記憶は消えてしまいます。 ーーーーー 人生とは記憶そのものなのです。友人も知人もできなければ、それは人生とはいえない(本文より) ーーーーー 御手洗潔がエゴンに言った言葉です。 本人に対してなかなか厳しい事言う(^▽^;) 小林泰三の作品にも、記憶に纏わるSFが多々あり、ミステリ仕立てになっています。 このような脳内壮大な作品、めちゃめちゃ好みです♡ 実は、シリーズ『占星術殺人事件』『斜め屋敷の犯罪』の2作のみの読了で、中を17作分すっ飛ばして『ネジ式ザゼツキー』を読みました。笑 なので御手洗潔の印象がかなり変わっていて…。 当初「空気の読めない自由気ままな探偵」なイメージでした。 ですが今回、一気に(私の中で)成長した御手洗潔は『先生』と呼ばれていて、脳科学を研究しています。 そしてなぜかスウェーデンに住んでいます(^▽^;)ナニガアッタ?笑 ハインリッヒという相棒もいて……(だれ?笑) 『ネジ式ザゼツキー』を読んで御手洗潔のイメージは一転! 『ドグラ・マグラ』の正木博士になりましたヾ(≧▽≦)ノギャハハ☆ おかしい?全然違うか笑笑 飛ばして読んでも、多少の細かな部分以外、本筋には全然問題ありません。 後読みで追いつけば良いのです(`•∀•´)✧ (開き直り) 解説で「双子的関係」と紹介していた『異邦の騎士』も是非読んでみたい!! 御手洗潔シリーズも追うぞ〜ヽ(´▽`)ノ!!
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