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日中2000年の不理解 異なる文化「基層」を探る 朝日新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 朝日新聞社/朝日新聞社 |
発売年月日 | 2006/10/12 |
JAN | 9784022731081 |
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日中2000年の不理解
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商品レビュー
4
5件のお客様レビュー
日中の文化をよく知る著者の、比較文化論。 日本は感性の国。 中国は理の国。 こういう二分法は、今では戒められるところかもそれない。 私は、感性が理に劣るものとは思わないが、西洋風の二分法では感性は劣位かもしれない。 そのため、この本に憤慨する人もいるかもしれない。 ただ、まあ、...
日中の文化をよく知る著者の、比較文化論。 日本は感性の国。 中国は理の国。 こういう二分法は、今では戒められるところかもそれない。 私は、感性が理に劣るものとは思わないが、西洋風の二分法では感性は劣位かもしれない。 そのため、この本に憤慨する人もいるかもしれない。 ただ、まあ、中国をあまりに知らない身には、面白かった。 儒教は一部の例外的な時期(例えば文革)を除けば、ずっと中国人に影響を与え続けてきた、と筆者は言う。 私は、辛亥革命以降儒教が排斥されてきたと思っていたので、まずここで、へえ、そうか、と。 そして、彼らは理を尊ぶ。 理があることは義=正義と考えるらしい。 そして、義を欠けば、死んで後さえも批判される。 日本のように、死者を鞭打つことを忌む考えはないらしい。 筆者は、歴史認識をめぐる両国の対立の淵源がここにある、とみている。 この説明に、私は納得してしまった。 というより、これでは溝が埋まる日が来るとは思えず、暗澹としてしまう。 ところで、この本は、王さんが日本語で書いたのだろうか。 プロの方にこんなことを思うのは、かえって失礼なことかもしれないが、だとすればすごいことだ。 ドナルド・キーンさんさえ、主要な論を母語で書いていたことを思うと。 実は、多少、読みづらいところもあった。 特に、必要以上に主語が省かれる傾向がある点で。 それと関わって、論文なのか、もう少し主観性を打ち出した文章なのか、理解に迷うところもある。 それは、もしかすると、私たちの書く文章が変わってきているからなのかもしれない。
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中国人から見た日本・日本人感を綴った一冊。 散文調でとりとめもない感じで綴られているので、論文と言うよりエッセイを読んでる感じ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 近いようで遠い日本と中国の文化の隔たりが思わぬ摩擦を生む。 日中の行き違いを九尾狐の伝承、新美南吉や宮沢賢治の童話、日本の裸祭りの風習など豊富な事例から描く。 えっ! そうだったんだ。 こんなことに中国人は反応するのか。 驚きの日本文化論、登場。 [ 目次 ] 第1章 動物を慈しむ文化 第2章 動物観の違いが文化にも 第3章 裸の付き合いをする文化 第4章 「水に流す」文化 第5章 儒教体系に支えられてきた文化 第6章 「正義」を求める文化と「自然」を求める文化 第7章 日本人のアイデンティティー 終章 2000年の不理解をひもとく試み―日中異文化の視点で [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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