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トルストイの民話
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 女子パウロ会/ |
発売年月日 | 2006/09/20 |
JAN | 9784789606202 |
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商品レビュー
3
3件のお客様レビュー
小2&年長児と毎晩少しずつ読む。登場人物の名前が覚えられず、話がよくわからなくなってしまうと。ですよね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
実は、実際に読んだのは大橋千明氏訳の偕成社文庫版なのだけど…。 掲載作品は、以下 ・イワンのばか これがトルストイだったことを、よく理解していなかった。 イワンの妹は口が効けないが、家のテーブルで食事をする人は、手にまめがある(仕事をしている)人のみ、ということで、誘惑をしに来た悪魔は食事をさせてもらえない。手ではなく、頭で働く人もいる、と反論するが、理解されずに悪魔は退散する。 ・三人の隠者 高い位をもつ僧(主教)が、孤島に暮らすという隠者に、自分勝手な祈りをしてはいけないと、祈り方(主の祈り)を教えるが、海の上を走る能力を持つ隠者たちに、結局、純粋に祈りを捧げることに対し、教えることなどないと知る。 ・人にはたくさんの土地がいるか 土地があれば幸せになれる、と信じて、良い土地をたくさんもらおうと歩き続けたが、欲張りすぎて陽が落ちた時に命が尽きたため、結局、2メートルほどの墓を掘られるという…。象徴的な物語。 ・ふたりの兄弟と金貨 金貨があれば、人を助けることができる、と兄は信じるが、金貨は悪魔の誘惑で、自分の手で働く以外に人を救う(神に至る)道はない、という。 ・洗礼の子 自分が良かれと思ってしたことが、まわりまわって罪になる、と洗礼の父から言われ、つぐないをする、という。少し理解が難しい。 ・ふたりの老人 一緒にエルサレムを目指す二人のうち、一人が水をもらいに寄り道をし、その家の死にかけている家族たちを放置できず、彼らを助けて、自分は聖地にたどり着けない。もう一人は聖地へ行くが、果たして自分の行いは神の意に沿うものだったか、自問する。 ・女の子はおとなよりもかしこい 女の子に限定する必要はないと思うが、些細なことで争いは起こるが、子どもたちは、さっさと仲直りしてしまう。 ・人は何によって生きているか 堕天使が、人間を理解するまでの物語。寓意が多く、理解が難しいが、それゆえに取り上げられ、分析されることが多い。 ウクライナ侵略があってか、今、トルストイが読み解きなおされているようだ。
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子どもにも読めるもので、岩波文庫版のものより読みやすかった。 トルストイの民話から、当時のロシアの素朴な信仰生活を想像して読んでしまう。 一貫して素朴な話に流れているテーマは「お互いに助け合うこと」「欲望をもたないこと」の大切さなのかもしれない。 トルストイの話に出て...
子どもにも読めるもので、岩波文庫版のものより読みやすかった。 トルストイの民話から、当時のロシアの素朴な信仰生活を想像して読んでしまう。 一貫して素朴な話に流れているテーマは「お互いに助け合うこと」「欲望をもたないこと」の大切さなのかもしれない。 トルストイの話に出てくる登場人物は貧しくて生活も大変なものが多く出てくるが、これはトルストイ自身が見てきた光景なのかもしれない。 困っている人の中にこそ神がいる、 不自由な日常の中にも神に触れる機会は多くあるということを思いました。
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