フロイトの函

デヴィッドマドセン【著】, 池田真紀子【訳】

• 販売会社／発売会社: 角川書店/角川書店
• 発売年月日: 2006/08/31
• JAN: 9784047915251

商品レビュー

2014/03/26

試験勉強しろって時に限って読んじゃうんだ、こういう本。フロイトとかタイトルに入ってるけど全然精神分析なんかに関係ない。知性のかけらも感じられない一冊。
普段非小説派の私がこのどーしょもない小説を手にしたのは、愛読のUP(東大出版会)で豊崎由美サンが薦めてたから。『お馬鹿全開』で『盛りだくさんのシモネタ』って忠告されてるにも関わらず『最後の一行がもたらす脱力感』を味わいたくて読んじゃった。幸い3日で読めたから試験には影響ないでしょう！

2013/09/01

問題作？らしいです。

うーん、絶賛！ってことはありえないけど、嫌いじゃないです。
面白いとは思うし。
（・・・何故かとても否定的な私。）

理解できてない部分が沢山ある気がして消化不良。
題名通り、「フロイト」関連の知識があったほうが・・・楽しめるのかな？
でも、こんな風な話だったら不快に感じるものかしら？？

好みが分かれるであろう、最後の1行もねー。
なんていうか、「え？いいの？それって反則じゃ・・・」ってね・・・大半の人は思うと思いますよ。
これを言ったら読む意味なくなるから言わないけどさ（苦笑）

性描写と食へのこだわりはよかった・・・のか？？
（テンポ良く読めはしたのだけど、読んだ後も読んだ気がしないというか、頭が納得できないというか・・・うん、繰り返しになりますが消化不良って言葉がぴったり）

精神科医さんが出てきて、まぁ色々と解説してくれるのだけれど。
まぁ・・・嗜好はそれぞれですね。

「考え」についての場面は、話の内容に予想はついたものの印象に残りました。
そっか・・・そうねぇ・・・ 考えるときりがないなぁ。
「死」とかと一緒で、目をそむけていたい、隠しておきたいものを見せられた気分。

あ、洋書が苦手な私ですが、これはけっこうすんなり読めました。
横文字じゃないとわからないネタにフリ仮名がふってあるのにはちょっと興ざめでしたが。
こればっかりは仕方ないか。

夢って・・・夢・・・ねぇ・・・

2011/09/15

　　デヴィッド・マドセン「フロイトの函」池田真紀子訳（角川書店 2006）は、夢の入れ子構造、上方落語「天狗裁き」のような・・・思わず腹を抱えた見事な場面がある。さて、どの部分か。