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奇跡の自転車
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
発売年月日 | 2006/08/30 |
JAN | 9784105053512 |
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奇跡の自転車
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商品レビュー
3.1
8件のお客様レビュー
デブでハゲで40歳で彼女無しとなった場合、絶望の末に卑屈になることはあっても良い人である可能性は低いんだということは言っておきたい。だがしかし世の中広いからね、まぁ奇跡もあるさね。 というわけで割とダメなヤツだったのが年を経て飲んだくれてデブになったら人格者になっていたというとこ...
デブでハゲで40歳で彼女無しとなった場合、絶望の末に卑屈になることはあっても良い人である可能性は低いんだということは言っておきたい。だがしかし世の中広いからね、まぁ奇跡もあるさね。 というわけで割とダメなヤツだったのが年を経て飲んだくれてデブになったら人格者になっていたというところが不透明なんだよね。なんで?何があったの?ってなるじゃん。まぁでもオッサンが頑張る姿に泣けるのは仕方ないしね、良しとするか。 しかし頑張るオッサン以上に健気なのは何故かひたすら一途を貫くノーマさんでこれまたなんで?ってわけだけどね。 結論として、やせるならサイクリングってことだね。
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- ネタバレ
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太ったおっさんが両親が亡くなったことをきっかけに自暴自棄になって、 自転車に乗って何日もかけて色々うだうだ考えながら自転車でアメリカ大陸を横断するお話。 うーん、こういったなんとも言えない盛り上がりもせず、 整合性も取れないような話をダラダラ読むのは苦手で辛い。 訳者あとがきに"ライ麦畑でつかまえて"と同系統とか書かれてたけども、 あっちも苦手だったと納得しました。 話は苦手ですが、主人公のように仕事とか何も考えず、 自転車をこぎ続けて、行ったことのない場所に行くというのは少し憧れました。
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人間は誰でも歳をとるし心身共に変わっていく。その変貌は大概の場合ポジティブなものとは限らない。だから絶対に元に戻ることは不可能だと思うのだけど、この物語はそれが不可能であることを示唆しつつも、元の自分が大事なことだと思っていたはずのことを改めて気付く機会、そこから繋がる新たな一...
人間は誰でも歳をとるし心身共に変わっていく。その変貌は大概の場合ポジティブなものとは限らない。だから絶対に元に戻ることは不可能だと思うのだけど、この物語はそれが不可能であることを示唆しつつも、元の自分が大事なことだと思っていたはずのことを改めて気付く機会、そこから繋がる新たな一歩を歩むためのヒントを与えてくれる、読んでると何だか勇気が出てくる本である。 自転車のペダルを踏みながら主人公の過去の思い出と新たに得た経験が交差していき、ひとつの結末に収斂していく内容。ペダルを踏みのを止めざるを得なくなった時、自分の足で歩きだした時、目の前に浮かぶ幻想ではなく、電話でのやり取りでもなく、自分の目と耳で感じたものは何だったのか。それは最後まで読み終わってからのお楽しみ。 ついでに触れておくと、小説本文もいいけど、訳者の後書も泣かせる。必読。
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