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ららら科學の子 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋/文藝春秋 |
発売年月日 | 2006/10/10 |
JAN | 9784167691028 |
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ららら科學の子
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30年前、学生運動の最中に人を殺めて中国に不法出国した男が、今度は不法帰国してきた話 以下、公式のあらすじ ----------------------- 男は殺人未遂に問われ、中国に密航した。文化大革命、下放をへて帰還した「彼」は30年ぶりの日本に何を見たのか。携帯電話に戸惑...
30年前、学生運動の最中に人を殺めて中国に不法出国した男が、今度は不法帰国してきた話 以下、公式のあらすじ ----------------------- 男は殺人未遂に問われ、中国に密航した。文化大革命、下放をへて帰還した「彼」は30年ぶりの日本に何を見たのか。携帯電話に戸惑い、不思議な女子高生に付きまとわれ、変貌した街並をひたすら彷徨する。1968年の『今』から未来世紀の東京へ-。30年の時を超え50歳の少年は二本の足で飛翔する。覚醒の時が訪れるのを信じて。 ----------------------- 最初は物語の年代がいつかわからないけれども、断片的な情報から90年代?後半?と徐々にわかってくる 蛇頭とか、当時は新宿を舞台にした日本のヤクザとの軋轢を描いた物語が多かったよなぁ 自分が出ていった後の日本の発展、地価高騰による実家の地上げ 出国する前に幼くして別れた妹 日本そのものも変わっているけれども、自分の周囲も色々と失ったものもある いつのまにか自分だけ歳を取って返ってきたという浦島太郎やリップ・ヴァン・ウィンクルに例えられている まぁ、学生運動が盛んな時代から90年代の日本に帰ってきたらそんな反応になるだろうなぁと思う 特に、その間の中国は更に激動の時代だっただろうし、さらに農村で暮らしていて情報がほぼ入ってこないという状況なら尚更 親友という志垣の存在 最初はヤクザだと思った っってか、読み終わって、作中で否定されていながらも尚そうなのでは?と思っている 三人称視点で描かれていて、「彼は」という表現がかなり違和感があったけど それは作中で彼の名前を出さないためのものだったのだと読み終わって気づく 「ああ、戻るよ。言ったじゃないか、名前を取り返さなきゃならない」というセリフから察するに 彼は中国に名前を置いてきてしまったと思っているわけだ でも、どうやれば名前を取り返した事になるんですかね?
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中国の場面が読みにくかった。 2本のシーンに早くいくようにがんばってみたけど、そこにいくまでに挫折した。
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「男は殺人未遂に問われ、中国に密航した。文化大革命、下放をへて帰還した「彼」は30年ぶりの日本に何を見たのか。携帯電話に戸惑い、不思議な女子高生に付きまとわれ、変貌した街並をひたすら彷徨する。1968年の『今』から未来世紀の東京へ―。30年の時を超え50歳の少年は二本の足で飛翔す...
「男は殺人未遂に問われ、中国に密航した。文化大革命、下放をへて帰還した「彼」は30年ぶりの日本に何を見たのか。携帯電話に戸惑い、不思議な女子高生に付きまとわれ、変貌した街並をひたすら彷徨する。1968年の『今』から未来世紀の東京へ―。30年の時を超え50歳の少年は二本の足で飛翔する。覚醒の時が訪れるのを信じて。」(楽天ブックスより) 30年前の日本しか知らないひとが、ひょこんと思い出の東京に現れたらという設定。主人公がほとんど同世代なので(私が9年上)、読んでいてこれって私もだよなーと思った。こんなに変遷してしまった世の中によくついていってるよと自身で感心しているもの。ずーっと日本にいたって簡単には慣れませんよ。だからおもしろくてせつなく読み終わった。 三島由紀夫賞受賞。この本の前に三島由紀夫の『青の時代』(新潮文庫)を読了しているのでよくわかるが、三島由紀夫の文章とはおおちがい、マンガっぽい(ワープロっぽい?)文章、場面、しかしこれはこれで現代の文学なのだ。映画化されるらしいが映像にぴったりだと思う。レトロなところがどんな風になるか、、、。 読みたかった、カート・ヴォネガット・ジュニアの『猫のゆりかご』も出てきたよ、やっぱり!
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