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ワキから見る能世界 生活人新書
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ワキから見る能世界 生活人新書

安田登【著】

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ワキから見る能世界 生活人新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本放送出版協会/日本放送出版協会
発売年月日 2006/10/07
JAN 9784140881958

ワキから見る能世界

¥495

商品レビュー

4.4

6件のお客様レビュー

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2024/02/07

能楽師のワキ方を務める筆者によるワキについての考察。 夢幻能において、霊に出会うワキは、出会う能力がある。それはワキが乞う旅をし、存在が薄く無に近い状態になった時に出会うのだという。 それは、自分探しの旅、何か非日常を期待して出かける旅ではなく、期待しないことで異世界に出会う旅...

能楽師のワキ方を務める筆者によるワキについての考察。 夢幻能において、霊に出会うワキは、出会う能力がある。それはワキが乞う旅をし、存在が薄く無に近い状態になった時に出会うのだという。 それは、自分探しの旅、何か非日常を期待して出かける旅ではなく、期待しないことで異世界に出会う旅であり、旅中に起こる出来事を能に見立てたり、歌や短歌にまとめたり、歌枕を訪れてみたりといった提案をしている。 少し大袈裟に書かれているような感じがしたり、話が少々脱線気味なところもあるが興味深く読んだ。 印象に残ったのは、以下の部分。 初心 未熟だった頃の自分の芸を忘れてはいけない。新たなステージに上がるのに、積み上げてみたものをバッサリ捨てて初心者になることをいう。 伊勢神宮の式年遷宮に見られるように、 日本人の伝統は、形ではなく、精神性を継承していくことである。

Posted by ブクログ

2014/06/16

日本人は正月までの暮れにすべてを清算してリセットする民族だとか、紙には必ず表裏があるように、「この世」が表としてあるならば「あの世」が裏としてあり、それは紙の表裏と同様に出会いはない( 表の世界で裏の世界を見ることはできない)とか。

Posted by ブクログ

2014/06/10

村上春樹さんの短篇集を読んでいて、何気ない日常からふとありそうでなさそうな、なさそうでありそうな不思議な世界に紛れ込む感じをなんどとなく味わい、ある人からそのことによって血が入れ替わるような、浄化されるような体験するという話しを聞いて、なぜそんなことが起こるのかが気になった。する...

村上春樹さんの短篇集を読んでいて、何気ない日常からふとありそうでなさそうな、なさそうでありそうな不思議な世界に紛れ込む感じをなんどとなく味わい、ある人からそのことによって血が入れ替わるような、浄化されるような体験するという話しを聞いて、なぜそんなことが起こるのかが気になった。すると以前購入していたこの本がロッカーに積んであって、ふと目に止まったので読んでみた。 最近は養老さんの影響でなんでも脳の働きにしてしまう癖がついているんだけど、僕らが感じる時間も空間も脳で作っているとしたら、能を見たり村上さんの小説を読んで時空間が歪みそこに異界が出現するのもやはり脳の一部が配線を換え、場合によっては神経細胞自体の中身も若干変性していたりするのかもしれないと思った。こころが動くというが、特に強い情動や感情の変化は人格を変える力があるのかもしれない。能や村上さんの小説にはそういうものを引き出す仕掛けが仕込んであるのだろうな。 この本では、行き詰ってしまった自分を変えるために異界に出会う旅にでようと誘われるが、わたしはもう50で芭蕉のような才も無いし、なんの修練も積んでいないから手遅れであろう。むしろ、この場に留まって地縛霊のように妄執を抱いた亡者になりたいと思った。いつの日か無名の旅人が訪れわたしの恋を昇華してくれるのを待って… Mahalo

Posted by ブクログ

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