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京都職人 匠のてのひら
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 水曜社/水曜社 |
発売年月日 | 2006/10/10 |
JAN | 9784880651774 |
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京都職人
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京都に息づく職人の業。 京都49人の職人を取り上げている。一人当たり約8ページだ。 職人のイメージとは裏腹に現実にその仕事だけで食べていくのはキツイようだ。その要因の多くは機械による安価な製品の大量供給だ。 品質を、とどれだけ言っても不景気になると人は安価な方へ流れてしまう。 ...
京都に息づく職人の業。 京都49人の職人を取り上げている。一人当たり約8ページだ。 職人のイメージとは裏腹に現実にその仕事だけで食べていくのはキツイようだ。その要因の多くは機械による安価な製品の大量供給だ。 品質を、とどれだけ言っても不景気になると人は安価な方へ流れてしまう。 さらに、伝統工芸品の多くは分業されているため、ある工程の職人がいなくなるとそこは代替品に頼らざるを得なくなり、結果として品質も保てなくなる。これからの先行きは真綿で首を締められるようだ。 自分の仕事に誇りを持ち、一流の仕事をしていると自負しても、後を継ぐ者がいない、あるいは食っていけないから後継者を育てられない、と語る人のなんと多い事か。 常に時代は変わり、その時代に合わせて伝統を受け継ぐことも必要だったのだろう。 時代に合わせて作業に機械を取り入れたり、新たな需要を発掘していく産業もある。 伝統とは守破離というが、まさにその通りだと思う。 技術の習得に20年もかかるという人もいれば数年で学ばなければいけないという人もいる。 兄弟だからこそ同じ現場で働く難しさや良さもある。 一口に職人と言ってもその考え方は職種や人によって、当然違う。 皆がその違いを語っていくことでこういった産業は続いていくのだろう。 最後に印象に残った言葉を載せる。 「私らは工芸品を作っているのではなく、あくまで日用品を作っている職人。技術を伝えるためにも、生活のためにも、生活の中で必要とされるものを作って、買ってもらえるようにせんといかんなあ。」(茶筒)
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