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1冊でわかる美術史
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1冊でわかる美術史

ダナアーノルド【著】, 鈴木杜幾子【訳・解説】

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1冊でわかる美術史

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/岩波書店
発売年月日 2006/03/30
JAN 9784000268875

1冊でわかる美術史

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2012/07/17

1.美術史学とは何か 鑑識>>>鑑賞というヒエラルキー しかし、鑑識≠美術史である (旧)様式による美術史(→大切なこと/中心的でないことを見落としてしまう) アーノルド(著者)「美術史は他の歴史学とは別であり視覚的なものは出発点である。記述は研究の終わりではな...

1.美術史学とは何か 鑑識>>>鑑賞というヒエラルキー しかし、鑑識≠美術史である (旧)様式による美術史(→大切なこと/中心的でないことを見落としてしまう) アーノルド(著者)「美術史は他の歴史学とは別であり視覚的なものは出発点である。記述は研究の終わりではない」 ☆美術館に置かれるということ=作品は本来の場所にない→物理的特性に強調点をおくことになる 過去の人物の収集が画家たちの模倣を作った≠現代 ・ヴィジュアル・カルチャー=広告や映画など、日常的なものを含む c.f.ジョン・コンスタブルの《麦畑》展覧会=ビスケット、カレンダーへの使用例を示す →グローバル資本主義の分析に有効 2.美術史を記述する 古い美術史=画家の伝記or絵画の様式に重点を置く ☆各時代の美術史学 ローマ ・プリニウス 『博物誌』画家アペレスの扱いが後年に影響する 16c ・ヴァザーリ  美術史の記述法の基礎を作る=目きき的アプローチ、観察+画家個人の歴史 ―問題1ミケランジェロ以降は? ―問題2ルネサンス3つの区分に疑問がもたれない 判断基準→ディセーニョ(イデアの再現)、ナトウーラ(自然の模倣)、グラーツィア(優美さ)、デコーロ(品位)、マニエーラ(様式) 18c ・ヴィンケルマン 伝記ではなく美術を文化的文脈に位置づける ギリシャ美術を(レトリックで衰退した)言語理論の歴史と同じく発展と衰退の歩みとした ☆正確な図版を入手できるようになったのは20cなかばからである 影響:1860ブルクハルト『イタリア・ルネサンスの文化』 19c ・ヘーゲル ツアイトガイスト=時代精神 社会的文脈も重要視しない、自立的な様式を重視 20c ・ゴンブリッチ、ルドルフ・ヴィットカウアー、フリッツ・サクスル 美術における文化史の提供 ・クレメント・グリーンバーグ 歴史ではなく観念からの作品=モダンアート アヴァンギャルド=芸術の「自律性」 社会主義者であったゆえに、新しい文化を推進したかった(ユダヤ人) カノンからマイノリティ(ジェンダー、コロニアリズム)を排除 美術=×天才の存在○社会状況によって生まれるもの >ジェンダー >非西洋 プリミティヴアートの2つの記述法 ・影響を与えるものとして ・侮蔑的に=本性、とか 3、美術を提示する コレクション=愛国心に訴える 「美術館がある」ことが街に重要=ワシントン・ナショナルギャラリー アメリカ連邦美術計画 美術館=起承転結を作らなてはならない、現在の考え方のバロメータ、収蔵することで作品を「美術史」にしてしまう オルセー=直線的 近代=一作品一部屋→体験 →記述方法の変化と近似 ☆展覧会と美術史の相互作用 ロジャーフライ「マネと後期印象派」(1910~11) ×様式 ○主題の重要性に重きを置いたかいなか 4.美術史を考える 19c 美術館の成立 ・ヘーゲル、マルクス=美術を外的な圧力、影響のパロメータとして見た  マルクスの史的唯物論 (上)生産物、(下)経済基盤 ・フーコー 作者とは何か?記号学 ・ジャック・デリダ 外部的要素が作品の内部的要素にかかわる ・フロイト ふたたび伝記的に ・記号論=歴史から切り離す 5.美術を読む 鑑賞者と対象の相互作用 (参考:一冊でわかるシリーズ 美術史 岩波書店 ダナ・アーノルド)

Posted by ブクログ

2011/01/17

修士論文を書く前に読んでおくべきだった。 美術史の入門とありが、ちょっと初心者は理解に苦しむかも。 どちらかというと中級者向けです。 タイトルが『美術史』だけど、美術の歴史を解説するものではなく、美術史学の研究における基礎情報が述べられています。

Posted by ブクログ

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