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馬と話す男 サラブレッドの心をつかむ世界的調教師モンテイ・ロバーツの半生
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 徳間書店/徳間書店 |
| 発売年月日 | 1998/09/30 |
| JAN | 9784198609085 |
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馬と話す男
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馬には何度か乗ったことがあるが、わざわざ人を乗せたがるわけもないので、どうやって訓練するんだろうとは思っていた。たぶんイヤイヤ乗せてくれているんだろうな。 だがこの本を読んでいて、ひょっとしたら馬は人を乗せて走るのが、そんなにいやではないのかもしれないと思った。本当のところは馬に...
馬には何度か乗ったことがあるが、わざわざ人を乗せたがるわけもないので、どうやって訓練するんだろうとは思っていた。たぶんイヤイヤ乗せてくれているんだろうな。 だがこの本を読んでいて、ひょっとしたら馬は人を乗せて走るのが、そんなにいやではないのかもしれないと思った。本当のところは馬に聞いてみなければわからないが。 馬の話でもあり、ロバーツ氏の半生記でもある。同時に相容れない親父との衝突の記録でもある。馬が好き、というだけで読むとちょっと厳しいかもしれない。
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乗馬を趣味にしている人は、少なくても一度は「馬を虐待しているのではないか? かわいそうなことをしているのではないか?」という葛藤にぶつかると思う。 「重たい荷物(人間)を乗せているんだもの、その時点で苦痛を与えているんだよ」と言われたこともある。 そういう悩みを抱えた人には、...
乗馬を趣味にしている人は、少なくても一度は「馬を虐待しているのではないか? かわいそうなことをしているのではないか?」という葛藤にぶつかると思う。 「重たい荷物(人間)を乗せているんだもの、その時点で苦痛を与えているんだよ」と言われたこともある。 そういう悩みを抱えた人には、一条の光ともなる本だと思う。 まさに馬に囲まれた中で育ったモンティ・ロバーツは、馬に苦痛と恐怖を与えて人に従わせる従来のやり方――父の調教法に疑問を持つ。 そして、野生のムスタングの群れを観察して、馬語とでもいうべき、コミュニケーションの方法を見いだしてゆく。 その結果、馬は30分もたたないうちに人を乗せることを受け入れ、自ら率先して働くようになる。 本には、様々な馬との出会いと別れ、他、ついに相容れることのできなかった父との思い出が語られている。 父がいたからこそ彼がいるのだが、馬に対する考え方の違いから、どうしても理解し合えない。 尊敬できる人物ではなかったが、彼にとって父親の存在はかなり大きく、乗り越えるべき壁だったのだろうと思う。 人も馬も、一度壊れた関係を修復するのは難しい。 親と子。この人間ドラマも、いろいろ考えさせられる。 どれもこれも印象に残るエピソードだが、最初にぐっときたのは、ジンジャーという馬の末路。 戦争で家を追い出され、すべての馬がと殺送りにされてしまう。「ジンジャーもいた」という簡素な一言に、涙が出た。 もう言葉もない。少年だった彼は、よほど辛かったのだろう。 紙をいやがるブラウニーとの思い出も、馬への愛情に満ちていてじんとくる。 特に、ムスタングの群れを観察する場面は、とても美しい。 この本を読んだあとでは「馬にかわいそうなことをしている」などと悩むより、よくよく馬を見て語りかけてくることに、敏感になりたいと願う。 そして、馬に乗ることはすばらしいことだと思う。 馬に携わる人もそうでない人にも読んでほしい本だ。 ちなみに、ビジネス教育にも利用されるほど、人とのコミュニケーションにも役立つ本だと思う。
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