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野沢尚(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/講談社
発売年月日 1999/07/30
JAN 9784062096386

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商品レビュー

3.8

11件のお客様レビュー

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2021/03/14

2007年一発目は『個人的に名作だと思っている本を読み返してみる』第二弾。 第三弾以降が存在するかどうかはやはり未定。 野沢尚と言えば『龍時』シリーズや『破線のマリス』『真紅』などが有名かと思うが、 敢えてここはこの『呼人』という作品をあげてみた。 第一章。1985年12歳の...

2007年一発目は『個人的に名作だと思っている本を読み返してみる』第二弾。 第三弾以降が存在するかどうかはやはり未定。 野沢尚と言えば『龍時』シリーズや『破線のマリス』『真紅』などが有名かと思うが、 敢えてここはこの『呼人』という作品をあげてみた。 第一章。1985年12歳の久我呼人は同い年の友達である秀島潤・里村厚介と共に過ごし、 子供らしく「秘密基地」などで遊ぶ。 そして夏休みの最終日、皆の憧れの的である若松小春が失踪する。 彼女が残したいくつかの手がかりを元に、奥多摩の山奥へ捜索に出る3人。 最後の最後で小春は見つかり、この冒険は4人の心に深く残るものとなる。 第二章。1992年になるが、呼人は12歳のままであった。しかし、原因は不明。 困難に立ち向かいながらも自衛隊に入隊した厚介、アメリカへ渡った潤、不倫をする小春と 手紙をやり取りし、近況を知る。 この後、第三章:1995年、第四章:2005年、第五章:2010年、エピローグと物語は続き、 内容は自衛隊による海外派遣、アメリカでの証券取引の裏話、不老不死とは…という それぞれで一つ作品が書けそうなテーマで話が進む。 特に厚介の自衛隊での話は読んでいて非常に引き込まれる物があり、野沢尚の力量を感じる。 更にラストでは呼人の出生の秘密に迫るべく、ベルギーまで旅に出る。 そういう意味では冒険に始まり冒険に終わる物語だ。 この作品、何が良かったのかと問われてもなかなか難しい。 物語の基盤は「12歳で成長が止まる事で“永遠”を手に入れてしまった呼人の葛藤」という事になろうが、 何より呼人と、呼人に関わる3人が非常に魅力的なのである。人間味に溢れ、失敗もするし臆病だったりもする。 だが、12歳の頃の冒険の思い出が心の絆として常に存在し、 彼らは離れていても強く結びついているのである。 また、呼人の両親である悠人、妙子の2人も良い。彼らの本当の子供ではないが、気持ちの上では本物の両親である。 そうした人間関係の温かさがこの物語から感じられるのが、“個人的名作”たる所以だろうか。 「中盤までの盛り上がりと比べて、終盤が弱い」という評価もあり、確かにそうかもしれない。 が、なぜか何度も読んでしまう。そんな魅力がある。 といいつつ一般的な評価に負けて4.5点。

Posted by ブクログ

2018/03/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

水源を目指して旅に出た小6の夏休み。かつての仲間は大人になりそれぞれの道を歩んでいる。だが、呼人だけは12歳のまま、子どもの目で世界を見つめていた。 何に主題を置いてよいのか分からなかったけど、社会に対する風刺・警告のようなものを感じた。戦争・雇用や金融不安など当時問題視されていたことがらが確定した未来が描かれていて、過去実際に起きた事件などが織り交ぜられているせいか、今読んでいるこちらはそうではないと知っていながらも真実味を感じてしまう。悪い予想ほど意識してしまうということかもしれないけれど、実際原発事故はフランスではなく日本で起きてるし。 以降ネタバレ含む 医学に詳しいわけではないので言えたことではないかもしれないけれど、成長ホルモンストップ→NK細胞活性化→不老不死と言うのはどうなんだろう? 妊娠する前ならいざ知らず、母体に薬を投与して3か月の胎児の遺伝子が変化するのだろうか。12歳の男の子に生殖能力があるのか・・・?まあそう言ったことは舞台装置で張りぼてでも構わないのだろうが、中途半端にそれらしくなっていると気になってしまって入り込めない。 そのせいか永遠の命とか生まれてきた意味などという方は上滑りになってしまった気がする 全体的に詰め込み過ぎか。

Posted by ブクログ

2012/10/08

野沢尚で一番良かった。生まれた年が同じで出来事が自分と重なっていつつ途中からフィクションが混ざっていて、刊行年から先は想像の未来が的はずれなのも良かった。

Posted by ブクログ