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少年犯罪の深層 家裁調査官の視点から ちくま新書
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少年犯罪の深層 家裁調査官の視点から ちくま新書

筑摩書房

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少年犯罪の深層 家裁調査官の視点から ちくま新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/筑摩書房
発売年月日 2005/05/11
JAN 9784480062345

少年犯罪の深層

¥110

商品レビュー

3.2

9件のお客様レビュー

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2010/05/28

行動、態度、言葉、背…

行動、態度、言葉、背景、脳、様々な視点から加害者となった少年の心理の考察が書かれた本。まだ人格が未熟である少年は間違いを犯す。これから始まる「裁判員制度」のためにも、一読することを薦める。

文庫OFF

2016/06/12

〇目次 プロローグ 第1章:事件の現場を歩く 第2章:FBIを翻弄した爆弾魔 第3章:19歳の死刑囚 第4章:脳と犯罪の不思議な関係 第5章:非行のメカニズムを読みとく 第6章:「動機」とは何だろうか エピローグ 発達障害と犯罪・非行の関係が言われているが、近年は多くの人に潜在...

〇目次 プロローグ 第1章:事件の現場を歩く 第2章:FBIを翻弄した爆弾魔 第3章:19歳の死刑囚 第4章:脳と犯罪の不思議な関係 第5章:非行のメカニズムを読みとく 第6章:「動機」とは何だろうか エピローグ 発達障害と犯罪・非行の関係が言われているが、近年は多くの人に潜在的に発達障害の傾向が見られるとされる。少年非行問題を考える際に、従来は家庭環境や心理要因に偏る傾向にあったが、それだけでは本質は見えず、著者は生物的に見た時に要因として発達障害が見られる可能性がると指摘する。 ただし、発達障害だけが原因ではなく、それにプラスして生育環境などが複合的に合わさって非行に至っていくとした。発達障害は自らを客観的に捉えたり自制的な行動を取るなどのメタ認知能力が欠恕したりする。これを生育環境や教育で補い育てていくことは可能である。 しかし、障害として捉えられることなく虐待などの劣悪な生育環境の下で育つと、善悪の判断もつかず非行に走ってしまう。 非行を捉える目として筆者は、心理的要因、社会的要因 、そして生物的要因を考慮し、事例ごとに合わせて非行からの回復を行っていくことが大切であるとしている。アスペルガー症候群や高機能自閉症などの自閉症スペクトラム症候群を疑い、生物的な要因を捉えた対応が必要になってくる。 非行少年への対応としてまずは安心できる環境に置くことが必要である。次に自己コントロール感を養っていくことが大切である。そのためには家族とのコミュニケーション、対人コミュニケーションを重ねていく。これがメタ認知能力を上げていくことにつながっていくのだろう。 長年家庭裁判所の調査官として非行少年と接し、矯正教育や自立支援に携わってきた著者にとって、本質的な解決とは無縁な少年犯罪の重罰化に対する批判も込められている。

Posted by ブクログ

2014/11/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] “動機”の理解が難しいために、その質や量に比べて、少年非行・犯罪はしばしばセンセーショナルに取り上げられがちである。 しかし、近年の脳科学の著しい発達はその不透明な部分を少しずつ解明し、犯罪を構成する要素の意外な姿が浮かび上がってきている。 「対人関係」や「想像力」などに強い偏りを見せるアスペルガー障害と非行特性との関係を明らかにするなど、少年非行・犯罪の分野で新しい局面を切り開いてきた著者が、メディアや家族、性差、精神医学などの視点から自らの体験を再検討し、事態のより正確な把握を試みる。 [ 目次 ] 第1章 事件の現場を歩く 第2章 FBIを翻弄した爆弾魔 第3章 十九歳の死刑囚 第4章 脳と犯罪の不思議な関係 第5章 非行のメカニズムを読みとく 第6章 「動機」とは何だろうか [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

Posted by ブクログ

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