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平凡な私が月300万円稼ぐ7つの理由
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東洋経済新報社/東洋経済新報社 |
発売年月日 | 2005/03/31 |
JAN | 9784492042267 |
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商品レビュー
3.9
8件のお客様レビュー
ブク友さんの本棚で知った本。そんなにお金儲けがしたい訳ではないが、元気の出るタイトルなので、読んでみた。 自分に特別な才能があるなどという幻想は捨て、凡人であることを認め、凡人力を活かして、頼まれたことを何でも嫌がらずにコツコツやっていった結果、一ヶ月に300万円どころか、一...
ブク友さんの本棚で知った本。そんなにお金儲けがしたい訳ではないが、元気の出るタイトルなので、読んでみた。 自分に特別な才能があるなどという幻想は捨て、凡人であることを認め、凡人力を活かして、頼まれたことを何でも嫌がらずにコツコツやっていった結果、一ヶ月に300万円どころか、一千万円の収益が上がることもあったらしい。 でも、頼まれたことを何でもやるって、それこそ器用な人でないと出来ないのではないか?「便利屋」という商売を思いつくこと自体、凄い才能ではないか? と初めは反感も覚えながら読んでいた。 「でも、この人、やっぱり徳のある人やわ。」と途中から感心した。 依頼の中には「引きこもりの子供をしばらく預かってほしい」という依頼が何件もあり、会社のビルのワンフロアを預かった子供たちの居住スペースに当て、だいたい子供たちは右近さんと安心して暮らし、ちゃんと一人立ちして就職していく子も多いらしい。 また、一人暮らしのお年寄りから、「一緒にお風呂に入ってほしい」「一晩一緒に寝てほしい」という依頼も寄せられ、快く引き受けたところ、大変喜ばれ、その一週間後、そのお年寄りがあの世に旅立たれるケースも何件かあったらしい。 本のタイトルだけをみると、「凡人でもお金儲けの出来る方法」について書かれた本だと誤解するが、右近さんは、便利屋の仕事によってお金以上の出会いと経験を得てらっしゃる。 私は、真面目にコツコツしか取り柄のない凡人である。こんな凡人の私こそ恵まれているのかと思って、読み始めたが、私は凡人力を全く活かせていなかった。何故かというと自分が何も出来ない凡人だということを認められなかった凡人だからである。つまらないことを依頼されると、腹を立て、それを顔や態度に表してしまっていたなあ。そんな人のところには仕事の依頼が来なくなる。凡人であることを肯定できる凡人はどんなつまらないことでも笑顔で引き受けることが出来るので、相手を気持ち良くさせるのだ。それに、自分はいつも作業服で、相手に優越感を持って頂くくらいがちょうどいい。そりゃそうだなあ。 私が疑問に思っていた便利屋の技術的なところにも触れられていた。自分では方法が分からない専門的な依頼を受けたとき、例えば、電気屋さんや表具やさんに頼らねば方法が分からない時などだ。そんな時は、専門家にお金を払って来て貰い、その側で彼らの仕事を見せて貰って、次からは自分で出来るようにしたらいいそうだ。 また、ただ話を聞いてあげるだけという依頼も多いそうだが、そんな時は、質問もせず、意見も言わず、相槌さえ打たず、ただ、相手の目を見て話を聞くのがいいそうだ。 私は前に仕事をしていた時から長いブランクがあり、第二の仕事人生を歩み始めたところだ。ブランクの間に、年齢は折返し地点を過ぎ、前にしていたような仕事はすっかり雇用がなくなり、考えを切り替えて、今までしたことのないような仕事を「何でもやる」という意気込みで始めたが、自分は何も出来ない人間だったと思い知らされた。誰でも出来る仕事だと思っていたことも全然出来ないと思い知らされ、プライドも傷つくが、右近さんを見習って、何も出来ないことをまずは認めよう。そして、出来ることから笑顔でやって、足元の幸運を見落とさないようにしようと思った。
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38歳まで定職に就かず、ふらふら放浪旅などをしていた筆者が、一念発起して、便利屋を始める。 皆からお願いされる雑用をこなすだけで、1か月4700万円を挙げるまでになる。 有能な人ではないと勝ち残れないと言われている現状において、平凡だからこそ、平凡力を発揮すると生き残れると筆...
38歳まで定職に就かず、ふらふら放浪旅などをしていた筆者が、一念発起して、便利屋を始める。 皆からお願いされる雑用をこなすだけで、1か月4700万円を挙げるまでになる。 有能な人ではないと勝ち残れないと言われている現状において、平凡だからこそ、平凡力を発揮すると生き残れると筆者はいう。 有能な人は、効率を求めたり、自分の強みを発揮しようとしたりする中で、仕事を選んだりする。 便利屋においては仕事を選ぶということは便利ではない状態になる。なので、仕事は減っていく。 自分が得意ではないものはやらなかったりすることで、じつは頼まれた仕事の作業品質が下がる。 人間は自己愛が強いから、自分は特別だという自己幻想が芽生える、自己幻想が変なプライドとなり、仕事を進める上で邪魔な概念になる。 通常のビジネス本などでは、自分の強みを発揮して「自己実現」というような語りが多いけど、実際はそんなに自己実現が仕事の営利とマッチしない場合が多い。 また、便利屋は余計なことは言わない。 例えば、頼まれたトイレ掃除を後に、換気扇が汚れているのを見ても、換気扇を綺麗にした方が良いですよなどと提案しない。余計な提案により相手の心象がわるくなることもある。 依頼された簡単なことについて、なぜかというところを聞かない。色々な背景を気にせず頼めるところが便利屋の良いところ。 仕事とはお客様の要望をきちんと聞き取り、やり遂げるという事。 便利屋というビジネスモデルはお客様の要望がダイレクトにそのまま届く究極のビジネスモデルなのかもしれない。 筆者の強みは最高の聞き役だというところ。 自分の意見を挟まずに、ひたすら聞く。 相手が心を開くように、笑顔で。 意外と自分の話を聴いてくれない人は多い。 また利害関係が発生すると、自分の話がきちんと伝わらないことも多い。 経営者など孤独な人が多いのはそのため。 また、高齢な方が一緒にお風呂に入って欲しいという要望があったり、人との交流を求めていること。 孤独な中死と向き合う事の厳しさに対しての仕事にもなりうる便利屋の幅の広さ、仕事の奥深さ。 この仕事をできることは並大抵の人間力ではないのではないだろうか。 仕事が「できる」というのは、「能力がある」というのではなく、「人間力がある」、「ひとときちんと向き合える」ということだということなのかもしれない。
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凡人力について知りたくて読書。 著者の存在は本書で初めて知った。 プライドが高い人は便利屋としては成功しないらしい。多弁な人よりも寡黙だけど、礼儀正しく誠実な人へ仕事は依頼する。 自分で自分の部をわきまえ、凡人であることを認識すること。メタ認知、自己客観視をすることの大切さ...
凡人力について知りたくて読書。 著者の存在は本書で初めて知った。 プライドが高い人は便利屋としては成功しないらしい。多弁な人よりも寡黙だけど、礼儀正しく誠実な人へ仕事は依頼する。 自分で自分の部をわきまえ、凡人であることを認識すること。メタ認知、自己客観視をすることの大切さを改めて考えせさせてもらった。 聞き上手になること。過度な相づちは不要。たまに相手の目を見る。確かに4時間も聞きっ放しは辛いが、それだけ話す人は、聞いてくれる相手を求めているのだろう。 本書は10年以上前の本だが、最後の部分は切なくなる。今はもっと深刻になっているのだろうと考えるとより一層。 知ったかぶりをしないという下りがあるが、知ったかぶりは、自信のなさ、自己肯定感の低さが影響している。セルフイメージを向上させて、自分に嘘をつかない、裏切らないことをマインドセットして日々実践していく必要がある。 安易な値下げをせず適正価格でお客さんに買ってもらう。値引きは不誠実になる。 無愛想で低価格よりも、笑顔で適正価格のほうがいい(p207) 適正価格には安心感が含まれている。 今のビジネスに通じる点なのでいい氣づきに。 読書時間:約50分
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