タトゥースタイルブック 紋様大解説

造事務所(著者)

• 販売会社／発売会社: 情報センター出版局/情報センター出版局
• 発売年月日: 1999/09/08
• JAN: 9784795814738

商品レビュー

2021/10/06

シンボルを知るには都合がいい書籍だった。宗教や、部族、ミリタリーなどの多様な系統がバランスよく纏められている。より詳しく知りたい場合は、奥付が非常に参考になる。
10ページごとにタトゥースタジオの紹介が挟まれていて、発刊当時なら役に立ったのかもしれない。しかし、この書籍はタトゥーを知るための入門書的な立ち位置だと感じたので、実践的な紹介は挟まなくてもいいように思えた。チグハグな印象。
どこの地域でも、女性と結び付けられるシンボルが類似しているのは面白かった。満ち欠けする月や、大地を這う蛇など。大地と女性のセットには、母なる大地的な、豊穣というポジティブな意味もあるが、決して飛ぶことはできない不自由性も含まれているのではないかと推測した。
反対に、地域によって意味がかなり変わってくるシンボルも多い。チェリーが武士の刀のつばの装飾によく使われ、「肉を切らせて骨を断つ」の意味を示すのは初めて知った。
エジプト系の図柄は、描かれていた岩の色調が黄色人種の肌色とよく似ているので、色調バランスが取りやすい、というようなタトゥーならではの情報も楽しく読めた。
自分が惹かれたコウモリやワニは両方とも二面性(矛盾)を持つ動物だということが分かった。境界にいる動物で、使者的な役割がある。
日本の温泉や銭湯の制限がある限り、当分タトゥーを彫るつもりは無いが、彫るなら「旅をする人を守る」意味合いのある図柄にしようと決めることができた。一番の収穫。

2008/09/27

■ポイント解説
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■STUDIOに本誌はある？
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■Exile Tattoo Studioの掲載は？
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【Exile Tattoo Studio】
　　〜刺青師 刺道〜

■ホームページ

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